採用担当者の目に留まる! Webデザイナーを目指す人のためのポートフォリオ制作ポイント。

タイトル
こんにちは! デザイナーのiuchiです。

Webデザイナー志望の皆さん! ポートフォリオサイト作り、順調ですか?
就職に強い専門学校ではポートフォリオサイトの作り方を、みっちり指導してくれますが、短期の学校や独学でWebデザイナーを目指す人には「よくわかんない…(X_X) 」と困っている人もいると思います。
「こうすれば絶対うまくいく!」なんていうほどのものではないですが、何かしら救いの手になれば幸いです!

1.心構え編

ポートフォリオが一番の選考基準

総合職、一般職で重要視されるのは、人柄、コミュニケーション能力、頭の良さなどですが、Webデザイナーは作ってナンボのお仕事。どれだけ人柄がよくても、デザインが悪ければ採用されません。逆に変な人でも、デザインが飛びぬけていれば採用されます。
Webデザイナーとして就職活動するなら、ポートフォリオが一番の選考基準と心得ましょう。

Webデザイナーに求められるのはデザイン力。

短期間の職業訓練や大学の選択科目では、主にHTMLを勉強するだけで、デザインの勉強はしません。これは、時間的制約があるため、仕方のないことです。
その結果、多くの人がデザインの勉強をせずに、Webデザイナーの求人に応募することになります。

ところが、制作会社がWebデザイナーの能力でもっとも重視するのがデザイン力です。Webデザイナーを目指すなら、必ずデザインをアピールできる作品を作りましょう。

採用担当者は時間がない。

Web制作会社は中小企業が多い。ほとんどの採用担当者が他の仕事と兼務。忙しい採用担当者は、まずデザインを見て、それが目に留まったら、自己紹介などの文章を読みます。長年Webサイト制作の現場にいる人は、デザインの良し悪しは一瞬で判断できます。

どうすれば採用担当者の目に留まるかを考えましょう。

2.サイト全体編

自分らしさを思い切り出そう。

プロの現場では商品やサービスの特長、ターゲット、クライアントの要望など、いろんなことを踏まえたデザインをしなくてはいけません。
ポートフォリオサイトの場合は、あなた=商品あなた自身のアピールが最大の目的です。自分らしさを前面に押し出したデザインにしましょう!

自己紹介は短く・的確に。

だらだらと長い自己紹介は読み飛ばされる可能性が高いのでNGです。

使用可能ソフトやスキルなど、何ができるのかを一目見て分かる形でアピールしましょう。
「自分の長所は~」みたいな人柄アピールは、履歴書に書きましょう。
自己紹介

得意なジャンルで勝負しよう。

誰しも得意、不得意なデザインってありますよね。プロのデザイナーなら、どんなジャンルのデザインもできなければなりませんが、今の段階で苦手なジャンルの作品を載せる必要はありません。
自信をもって人に見せられるものを選んでください。

工事中や未完成の作品は載せない。

作品数が多いに越したことはありませんが、未完成品や工事中コンテンツで水増しするのは逆効果。
どうしても足りなければ、少ないコンテンツを如何に魅力的に見せるか考えましょう。
未完成品

Web作品以外も載せてOK。

採用担当者はWebデザインの能力だけでなく、クリエイターとしての資質を見たいと思っています。イラストや映像作品など、一見Webに関係ないものも、どんどん載せましょう。
ただ、そればかりになると「この人はなんでWebデザイナーに応募してきたのかな…?」と思われるかもしれないので要注意。
バランスが大事ですね。

3.掲載作品編

最低限載せるべき情報

  • デザインのキャプチャ。
  • URL(リンク)。
  • 制作期間。
  • 使用ソフト。
  • 共同作品の場合はどこを担当したか具体的に。
  • テーマ・コンセプト。

自己紹介と同じく、長文は読み飛ばされやすいので短めに。

ラフやワイヤーフレーム、仕様書があればそれも掲載しよう。

仕事の取り組み方や作業工程などが分かるので、採用担当者の判断材料になります。

デザインだけ…よりはサイトとして完成させているほうが有利。

学校の実習では、時間の都合でデザインだけで終わる作品も多いでしょう。実際の現場でもデザインオンリーでコーディングをしないデザイナーも多いので、デザインのアピールだけなら、それでかまいません。

それでも、デザイン作品をコーディングして、サイトとして完成させておけば、
「ああ、この子はWebのことがわかってデザインしている。」
「1つのサイトを作りきる集中力がある。」

などの印象を持ってもらえ、チャンスが広がります。
また、
「デザインは60点だが、コーディングが80点なので、面接してみようか。」
「コーダーとしても活躍してもらえそうだ。」

ということもあるかもしれません。デザイン能力+コーディング能力で勝負するというわけです。
全部のデザインをコーディングしておく必要はありませんが、1つくらいはサイトとして完成させておきたいものです。

何らかの事情でネット上に公開できない場合は、パスワードを設けるか、データを担当者に送りましょう。

作品は必ず誰かに見てもらおう

この「誰か」というのは、デザインやWebサイトに詳しい人じゃなくてもかまいません。
いろんな人に見てもらって意見を聞きましょう。
できれば見てもらっている様子を傍で見て

  • 自分の意図しない箇所をクリックしないか。
  • 迷いなく目的のページにたどり着けるか。
  • 見て欲しい部分をスルーしていないか。

などを観察しましょう。
Webユーザビリティ

デザインやセオリーの流行り廃りを研究する

意図的ではなく、時代遅れデザインになっているのはよくないです。

4.番外編

「HTMLのタグを打ち込みながらサイトの構成を練る人=Webデザイナー」ではない。

「何当然なこと言ってるんだ」なんてツッコミが飛んできそうですが、そう思っている人が少なからずいる訳で…
いくら独学とはいえ、Web制作の流れぐらいは勉強するべきです。
この辺は長くなるので今回は割愛で。

履歴書の顔写真をPhotoshop等でいじくるのはよくない

よっぽど補正が上手くないと、ひと目で「あっこれはいじくってるな」ってわかるものです。
もし上手くいっても結局面接でバレるので無意味です(-_-)

【まとめ】

「採用する側が何を求めているのか?」を、その立場になったつもりで作ればと自ずと答えは見えてくるはずです。
そして何より作品勝負!
作品作り、頑張ってください!

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