ウェブディレクションとは? ~〇〇なディレクターには要注意!~

皆さんこんにちは! ウェブディレクターの堤です。

皆さんは、ウェブディレクションという言葉をご存知でしょうか? 聞いたことがあるという方でも、具体的な仕事内容はわからない… という方が多いのではないでしょうか。

今回はウェブディレクションとは一体何なのか、具体的な業務内容を解説します。そして最後に、優秀なウェブディレクターの見極め方についてお話ししていきたいと思います。

ウェブディレクターの業務内容

堤:まずは、弊社岸上へのインタビューを通して、実際のウェブディレクターの業務内容を皆さんにお伝えしたいと思います! 岸上さん、よろしくお願いします。

岸上:はい、よろしくお願いします。

堤:岸上さんは現在、ディレクターのリーダーをされていますが、普段どのようなお仕事をしているのでしょうか? 

岸上:はい、私はディレクターとしては3年目なのですが、入社後3年間、フロントエンドのエンジニアをして、技術的な経験をつけてから現在ディレクターをしております。

仕事内容は多岐にわたります。具体的には、お客様を訪問して、お困りごとをヒアリングします。そのお困りごとから、制作内容や費用のご提案を行います。
制作段階に入ると、社内スタッフとコミュニケーションを取りながら指示出し、スケジュール管理を行います。

その他にも、資料作成、チェックなど実際に手を動かす作業もあります。
一番大切なことは、制作物のクオリティを担保して、無事納品までたどり着くことです。納品に向け旗振り役を担う立場ですね。

堤:1つのホームページを納品するのに、デザイナー、エンジニアなど異なる職種のスタッフが必要で、その進捗管理を担うディレクターはとても大事な存在と言えますね。

岸上:そうですね。ディレクターはその都度判断が求められるので、スピーディーに物事を決断して指示を出し、円滑にプロジェクトを進めていくのが大変だなと感じています。

堤:岸上さんは今までたくさんの案件にディレクターとして関わってきたと思うのですが、これは失敗したな〜という経験や、そこから学んだことはありますか? 

岸上:制作のスケジュールがタイトな中、始まった案件で、予定していた公開日に間に合わない状況に遭遇しました。お客様と話し合う中で、お客様が重要視されていたのは、デザインのクオリティの担保でした。そこで、公開日を1か月延ばし、なんとか調整をして公開することができました。その経験を生かし、最初の段階で余裕のある納期や弊社とお客様の役割分担のすり合わせを行うことが大切であると学びました。とても勉強になりました。

堤:お客様と十分なコミュニケーションをとりながら並走できる、お客様に寄り添った対応・進行管理ができる、そんなディレクターが理想的ですね! 

確かにそのようなディレクターなら安心して仕事を頼めそうです。
逆に、レスポンスが悪く、十分なコミュニケーションが取れないディレクターは要注意ですね! お客様も自分の意図が伝わっているのか不安に感じると思います。

お客様の立場で考え、コミュニケーションをとり、困難な状況でも最適な解決策をスピーディーに提示してくれる、そんなウェブディレクターを選びたいですね! 
とても勉強になりました! 岸上さん、ありがとうございました。

ホームページ制作を依頼した際、見積もりに「ディクション費」と記載があり、これはなんの費用だろう? と思った方、多いのではないでしょうか。この「ディレクション費」は、先程岸上の話にあったような業務の費用だったんです。
ディレクションとは、監督することを指します。デザイナーやエンジニアなど、ホームページ制作に関わる業務を管理し、お客様が求めるホームページを、期日通りに納品することが、ウェブディレクターの仕事です。
主な業務は、お客様との打ち合わせ、スケジュール作成、進行管理、品質管理などです。その他にも、企画書の作成や、取材・撮影の同行、要件定義をする場合もあります。特にデザインの品質管理をする人を、アートディレクターと呼びます。

建築現場で例えると、実際に家を作る職人さんへ指示を出す現場監督です。現場監督がいないと家が完成しないのと同じように、ウェブディレクターがいないとホームページが完成しません。
ディレクターは、ホームページの品質を確保し、スケジュール通りに納品する上で、とても重要な存在です。
では、優秀なウェブディレクター見極めるにはどうしたらよいでしょうか? 良いウェブディレクターのポイントを見てみましょう! 

1)スピーディな対応ができる。
お客様対応がスピーディーなことは、案件をスムーズに進める上でとても大切です。ディレクターの動きがスピーディーだと、何かトラブルが起こったとしても余裕を持って対応できます。

2)スケジュール管理能力がある。
高品質なものを期日通り納品するためには、各業務の進捗状況を把握し、現場スタッフを管理する必要があります。

3)サイト制作に関わる全員とスムーズにコミュニケーションできる。
お客様や制作スタッフと認識のズレがないよう、打ち合わせや情報共有を的確に行えることが重要です。

4)専門知識が豊富でお客様にわかりやすい言葉で説明できる。
プログラム・デザイン・コーディングなどの各分野の専門スタッフに的確な指示をするため、専門的な知識が必要です。
また、専門知識をお客様にわかりすく、かみ砕いて説明し、お客様との認識のズレをなくすことも重要です。

5)危機察知能力があり、臨機応変に対応する力がある。
優れたディレクターは、プロジェクトが止まってしまうような大きなトラブルを事前に察知し、回避していく能力があります。
プロジェクトには変更や修正がつきものです。突然、情報の差し替えが必要になったり、技術的な問題でエンジニアから要件を変更したいと言われたときに、プロジェクトが破綻しないよう臨機応変に対応する必要があります。

以上5つのスキルを持ち合わせたディレクターが優れたディレクターといえます。

とはいえ、優れたディレクターをひと目で判断するのは難しいですよね。
基本的に、26歳以上で、仕事ができそうな人なら当たりの可能性が高いです。
あとは、実際に小さな仕事をお願いして、試してみるのが一番確実です。

皆さん、ウェブディクションの内容、ウェブディレクターの仕事についてわかっていただけましたでしょうか? 
ホームページ制作を依頼する際は、この動画を参考にしてくださいね!