ホームページ制作会社の選び方についてお話ししていきたいと思います。今回は代理店や、印刷会社など、ホームページ制作以外の業務比率が多い会社は除いてご説明いたします。

まず、技術面からホームページ制作会社を分類してみましょう。

▼デザインが上手い会社
美しくかっこいいビジュアルをつくることができるだけでなく、トレンドや最新技術の感度が高いことも多く、ブランドイメージを上手に表現してもらえることが期待できます。

▼システムが強い会社
エンジニアが主体の会社となりますので、ウェブシステムやアプリのノウハウが蓄積されており、ウェブアプリケーションの構築ができます。

▼マーケティングが強い会社
本当にウェブマーケティングが強い会社は、ウェブマーケティング専門の会社になりますが、そこまでのマーケティングが必要なく、目的に応じたSEOやコンテンツ提案が必要な場合は、こういった制作会社を選びましょう。ただ、マーケティングに強いというたっている制作会社の場合、制作能力が低い場合も多いので、気を付けてください。

▼総合的に強い会社
お客様対応から制作・納品・運用まで、一定の品質を保てるようノウハウが蓄積・仕組み化されていることが多く、様々な要望に対応でき、スムーズな進行管理が期待できます。

2つ目の指標は、内製比率です。

IT関連業務は、高度で専門的な知識が必要になります。そのため、自社内ですべての業務に対応するのにかなりのコストがかかります。そういった背景があり、IT業務については、「外部に委託することが多い」という傾向がありました。しかし、近年は外部委託ではなく内製化する動きも見られるようになってきています。

内製比率が高い会社は技術者が社内にいるので、技術的な質問に対する回答が早いのが特徴です。
特に、ほとんどの分野を内製化している会社は、社内スタッフ間のコミュニケーションが円滑で、スピード感があり、クオリティの高い制作が可能となります。

営業やデザイン、システムなど部分的に内製している場合は、専門分野の品質が高い傾向があります。
しかし、外部パートナーの技術力により品質が左右されたり、制作進行を担当するプロジェクトリーダーの能力により、品質やスピードが左右されます。

これらのことから、ホームページ制作会社にはそれぞれ特色があり、自社の業種やウェブサイトの目的によって、多様な選択肢があることがわかっていただけるかと思います。

とはいっても、制作会社はどこも似たり寄ったりで、一つに絞り込むのはとても大変ですよね…
そこで、弊社藤木へのインタービューを通して、ホームページ制作会社選び方を考えていきましょう！

堤：藤木さん、本日はよろしくお願いします。

藤木：はい、よろしくお願いします！

堤：では早速お話を伺いたいと思います。藤木さんはディレクター・営業職ということで、お客様や同業他社と接する機会が多いですよね。
藤木さんの経験の中で、こんな制作会社がよかった！勉強になった！というエピソードはありますか？

藤木：10年ディレクションをしてきました。弊社が下請けの場合でも制作を依頼する側でも、共通することですが、レスポンスが速くてしっかりコミュニケーションが取れる方とのやり取りがすごく勉強になっており、私もそれをお客様に提供できるようにしています。

堤：なるほど、迅速な対応は業界問わずお客様に信頼される武器になるんですね〜
弊社は中小企業のお客様とも多くやり取りをさせていただいてると思うのですが、中小企業のお客様が見るべきポイントは何だと思いますか？

藤木：同業他社の実績が、制作実績としてあるかどうかがポイントかなと思います。同じ規模のお客様の実績があるとお困りごとも類似しています。例えば採用、売上についてなどです。なので、実際にどのような実績をその制作会社は持っているのか、それによってお客様は（同業他社様）どのような効果を得ているのかを知り、要望を制作会社に伝えるのが良いと思います。

堤：実績をチェックすることも大きなポイントになるのですね。
藤木さん、ありがとうございました！とても勉強になりました！

では今の藤木の話を踏まえて、私たちが考える優れたホームページ会社の特徴を整理してみましょう。

➀対面で打ち合わせが可能である
フットワークが軽く、容易に対面で打ち合わせが可能だと、クライアントと制作会社の間での認識のズレを減らすことができます。情報交換するのも対面のほうが楽ですよね。必然的に、ある程度距離の近い会社になると思います。

➁迅速な対応が可能で、コミュニケーションが円滑である
先程藤木の話の中でもあったように、対応の早い会社は信頼できますし、作業もスムーズに進みます。次回提案までのスピード、見積もりが上がってくるまでのスピードを見てください。

➂クライアントの同業他社の実績がある
同業種の制作経験があると、自分の業界自体の説明をイチからする必要がなく、業界のセオリーなども踏まえて制作してもらえるので、やり取りがスムーズです。

➃組織・体制が整っている
業種ごとの分担、連携、指揮がしっかりとれているか、ツールを用いたプロジェクト管理しているかどうかによって、制作上のトラブルの発生率に大きな差が生まれます。設立が古く、人数が順調に増えている会社は、組織・体制が整っている可能性が高いといえます。

➄サイト公開後の十分な運用フォローがある
サイトはつくって終わりではなく、公開してからがスタートです。サイト公開後の集客や効果を測定したり、新たな提案をしたり、サイトの更新作業を行ったり…
十分なフォローをしてくれる会社かどうかも大切なポイントの一つです。
これは、実際にその会社に依頼した方に聞くしかありません。

サイトを新しくしたいけど、どんな制作会社に依頼すればよいのか迷っている方が多いと思います。そんな時は今回の動画でお話した制作会社の特徴や強みを是非参考にして、自社に合った会社を選んでみてくださいね！