CMSの特徴と違いについて。選び方、選定基準に合わせたCMSをご紹介します。

CMSの特徴と違いについて。選び方、選定基準。

目次

CMSとは?

CMSとは、コンテンツマネージメントシステムの略称で、主にWebサイトを制作するシステムの呼称です。ブログのように、管理画面を操作することで、Webサイトのページとして反映されます。
2005年位から広がりはじめ、現在では、その全てを導入の選択肢にするには難しいほど沢山のCMSツールが存在。
高価なCMSであれば数百万するものから、フリーで配布されているものまで価格・種類ともに様々です。

CMS導入のメリット

それでは、CMS導入のメリットは何でしょうか?
集約すると、ズバリ、「サイト運営のコスト削減」です。
何故コスト削減につながるのでしょうか。
CMSの特徴と合わせて、メリットを紹介します。
CMSによってももちろんメリットは異なりますが、ここでは一般的なものをピックアップしてご紹介します。

  • 自分でリアルタイムで簡単にページの追加、編集が可能
  • CMSは作られたHTMLやリソースなどの画像、PDF等を管理
  • 管理したページは「スケジュール公開」「自動リンク設置」「テンプレートデザイン」「バージョン管理」などの代表的な機能により、いつまでも作られたままのクオリティを維持し、人間の手では実現しにくい運用を実現
  • CMSを一度導入すればWebサイト更新者、数十人、数百人並みの働きをしてくれ、人間では無理のあるWebサイト運用をサポートしてくれる

その結果、人件費を抑えられるのです!

静的HTMLとCMSで作られたサイトの違い

CMSを導入すると”良いこと”がたくさんあることは理解いただけたでしょうか。
では、そもそもCMSを使わない場合はどういう方法でサイト制作をするのでしょうか。仕組を簡単に紹介します。

CMSを使わず、静的HTMLでサイトを制作する場合

CMSを使わず、静的HTMLでサイトを制作する場合のイメージ図
お客様(クライアント)から依頼をいただき、それを我々のような制作会社のスタッフ=プロが制作します。
クオリティは勿論高いものが出来上がりますが、「プロじゃないとできない」「自分でやるのは手間」「時間がかかる」「更新の度にコストがかかる」といった課題も出てきます。

CMSでサイトを制作する場合

CMSでサイトを制作する場合のイメージ図
CMSを導入すると、お客様ご自身でサイトを更新することができるため、CMSを使わない場合に出てくる課題を解決できます。
更新したい時にすぐ、リアルタイムで更新内容を反映でき、勿論、都度更新費用が発生することもありません。

CMSの選定基準と種類

CMSの選定基準は各々異なるとは思いますが、チェックすべき点として下記5点をあげます。

  • コンテンツ編集の方法
  • ワークフロー(承認権限の設定)
  • 動的/静的
  • サイト数
  • 価格
  • セキュリティ

動的CMS、静的CMSの違いがよく分からないという方のために、簡単な図を用意しました。
色々なメリットはありますが、この1点を押さえていれば大丈夫でしょう。
動的CMS、静的CMSの違いのイメージ図
・動的CMSでは「ユーザー(リクエスト)に合わせてその都度ページ生成ができる」
→物件情報のような検索機能を重視するサイトに向いている
・静的CMSでは「表示速度が速い」
→更新頻度の低いページが多いサイトや、セキュリティ重視のサイトに向いている

各CMSの特徴まとめ

これらの選定基準を元に、ネクストページで制作実績のあるCMSを5種類ご紹介します。

WordPress

特徴

  • 小〜中規模サイト向け。世界で最も多く使われているCMSでシェアは60%以上。
  • 知名度故のアタックも多く、頻繁にバージョンアップがある。
  • そのため、保守をしっかりする必要がある。

こんなサイトに向いています

  • ブログ形式で更新するサイトを安価で制作したい。
  • 小規模サイト(〜数百ページ)。
  • セキュリティは最優先事項ではない。

WordPressの特徴まとめ

Movable Type

特徴

  • 小~中規模サイト向けのCMS。静的なHTMLを書き出すため、表示速度が速い。
  • ページ数が増えてくると再構築に時間がかかってしまう事がある。

こんなサイトに向いています

  • 小〜中規模(数百〜MAX1000ページ)。
  • 小規模サイトを複数運営したい。
  • 静的サイトを安価で制作したい。

Movable Typeの特徴まとめ

WebRelease2

特徴

  • 中規模~大規模サイト向けのCMSで、現在までに500社以上の導入実績があります。
  • セキュリティに強い国産のCMSで、ネクストページは販売代理店です。
  • 官公庁や大手企業などの大規模サイトの実績が多く、サポート保守プランもあります。

※ネクストページオールインワンセットについてはこちら
こんなサイトに向いています

  • 中規模〜大規模のCMSサイトを制作したい。
  • セキュリティを重視。
  • たくさんのユーザーがサイト運営に関わり、承認フローを詳細に設定したい。
  • デザイン自由度の高いサイトを制作したい。

WebRelease2の特徴まとめ

concrete5

特徴

  • 小~中規模サイト向けのCMS。アメリカ発のCMS(日本サポートはフォーラムのみ/2017年5月現在)。
  • 表示されているその場所をクリックで編集できる「ダイレクト編集機能」が便利。

こんなサイトに向いています

  • いわゆる固定ページをどんどん作りたい(でもWYSIWYGでは物足りない)。
  • 簡単に見たままサイトを更新したい。
  • 複数のグループや部署が運営に関わるサイト。

concrete5の特徴まとめ

a-blog cms

特徴

  • 小~大規模サイト向けのCMS。国産CMSで、開発元のサポートが熱い。
  • 表示されているその場所をクリックで編集できる「ダイレクト編集機能」が便利。

こんなサイトに向いています

  • 開発コストを抑えたいけどセキュリティもある程度担保したい。
  • 簡単に見たままサイトを更新したい。
  • いわゆる固定ページをどんどん作りたい(でもWYSIWYGでは物足りない)
  • 今後サイトを拡大していきたい。

a-blog cmsの特徴まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか?
CMS選定にあたっては予算やサイト規模はもちろん、サイトの目的、用途、サイトの将来も見据えた運用方法に合った選定がとても大切です。
これらのCMS実装をご検討される際には、お気軽に、ネクストページにお問合わせください!