新人Webディレクターとして入社後、最初にやったこと9項目。

新人ディレクターのみなさんへ
新しいことをはじめる、新しい人と出会う季節ですね。
ネクストページにも、新入社員が入社しました。
私が入社した当初、社員は7名でしたが、今では20名とにぎやかです。
新入社員には一人一人先輩がついて、しっかりサポートします!
実は私、前職は全く別の仕事をしていました(経理)。
転職でWebディレクターとして入社したわけですが、新入社員とほぼ変わらない状態です。
入社後、最初にやったこと、やって良かったことをご紹介します。
Web初心者で入社した新人ディレクターのみなさんにとって参考になれば幸いです。

目次

Webサイト制作に関する基礎知識の本を読む

当時私が知っていたのは、「ホームページ制作」という仕事があることだけ。
「Webサイト制作」って誰がどうやってするのか、ましてや「Webディレクター」が何をするのかなど、全然知りませんでした。

色々なブログや情報サイトから、情報収集はできますが、時系列で知りたかったため「本を読む」という選択肢をとりました。
ただ、私はどうも本を読むのが苦手で、どちらかというと「多くの本を読む」というよりも、「ひとつの本をしっかり読む」ことで知識を得ました。
知識ゼロの状態から1冊の本を読むのはなかなか至難の業だった気がしますが、1日1ページ、コツコツ読み進めました。

おおよその流れや、専門知識など少しはわかるようになりました。

専門用語、略語を知る

お客様との会話で知らない単語が出てきて、チンプンカンプンになった経験があります。
社内スタッフなら、「それどういう意味ですか?」と確認できますが、お客様になかなか聞けない場面ってありますよね。
このようにお客様と対等に話せるよう、少なくとも理解ができるよう専門用語・略語は知っておいた方が良いです。
もちろん、社内との連携もスムーズになります。

もう一つ略語を知ることで良いことは、その単語の意味がわかるようになります。
「CMS」は「Content Management System」の略ですが、コンテンツマネジメントシステムというと、なんとなく英語から意味がわかりますよね。
このように、理解度も深まります。

SEOの基本を知る

Web制作をしていて、必ず知っておいた方が良い項目のひとつがSEOです。
私の場合は、まずは基本を知るために1冊本をガッツリ読み、最新の情報は「海外SEO情報ブログ – 海外のSEO対策で極めるアクセスアップ術」や「SEO 検索エンジン最適化 | 自分で実施するためのSEO情報」で収集していました。

通勤時間、移動時間には最新記事をチェックする

スマホアプリのRSSリーダーを使って、気になるニュースやブログの最新情報がチェックできるようにしていました。
朝晩の通勤時間や外出時の移動時間で最新情報をチェックしていましたよ!
Web業界は新しい情報・技術がドンドン出てくるので、置いて行かれないよう必死でした。
私は仕事以外の情報も登録して、息抜きもしてました〜。

メール文章の作成について知る

Webディレクターが使う連絡手段のひとつとしてメールがあります。
打ち合わせ、電話など色々ありますが、お客様とのやりとりの中でメールは一番多く使うツールではないでしょうか。
今でこそメールひとつ返信することが早くなりましたが、新人の頃はかなり時間がかかっていました。
Web業界特有のメールというよりも、ビジネスで必要なメール文章の作成を1冊本を読んで勉強しました。

先輩のデスクトップや普段の作業をみて、効率化できそうなツールを教えてもらう

「それ、なんていうアプリですか?」
私が入社したての頃、よく口にした言葉のひとつです。

仕事の進め方や作業の仕方を教わる際に、先輩の席まで行って聞きますよね。そのとき、先輩に作業を見せてもらうことができます。
「効率化」や「情報」についてのワザを習得することができるはずです!

私は、
便利そうなアプリであれば「それ、なんていうアプリですか?」
役立ちそうな情報サイトであれば「そのサイトURL教えてください!」
と聞いていました。
快く教えてくれるはずですよ!

プライベート時間に先輩に質問する

就業時間中の質問攻めは御法度。(先輩の時間をむやみに使うのはNGですよ!)
ただし、お互いプライベートな時間なら気にせず質問してOKなはず。

先輩とのランチや飲み会など、仕事以外の時間を活用しました。(当時は「活用した」なんて思っていませんでしたが)
また、就業中ではありますが客先へ向かう際の移動時間はチャンスです。
車移動でも、電車移動でも、制作業務はできませんが会話はできます。

仕事外のコミュニケーションも私はとても大事だと思っています。
後輩から先輩を誘ってもアリだと思います!
誘われて、良く思わない人はいないはず。先輩からはもしかすると恥ずかしくて誘いづらい人もいるかも?

デザインまとめサイトを集める

ディレクターは、お客様や制作者とのコミュニケーションを行いますので、自分で制作できなくてもよいのですが、ある程度の知識は必要です。
デザインにおいても同じで、制作者とは対等に意見を出し合ったり、時にはお客様へはデザインの説明が必要になります。

今どんなデザインが流行っているのか? あるいはどんなデザインがかっこよくて、どんなデザインがダサいのかを知っている必要があります。
最初の内はわかりませんでした。デザインまとめサイトがたくさんあるので、ブックマークしましょう。

毎日少しでも良いので目を通しておくと、だんだん傾向がわかるようになります。
私は、デザインまとめサイトを集めるのにデザイナーの先輩にURLを教えてもらいました。

わからないことは、わかるまで調べる、質問する

わからないことは、理解するまで、できれば自分の言葉で説明ができるまで確認しましょう。
ただし、先輩にむやみに質問するのはNG。
質問時間も先輩の時間を使うことになるため、まずは自分で調べましょう。
調べた上で、わからないことは先輩に確認しましょう。

その際、「〇〇ってどういうことですか?」と質問するのではなく、「〇〇を調べたら△△だとわかったのですが、□□について教えてください」など自分でも調べたことを伝えるようにしましょう。ゼロから教えるのも大変なんです。どこまで理解できていて、どこからわからないのかを明確にしましょう。

また、自分で答えに辿り着いたけれども不安なときは「〇〇を調べたら△△だとわかったのですが、こういう解釈で合っていますか?」と確認しましょう。

中途半端にわかった状態で情報で置いておくと、あとで困ります。
わかったフリはもちろんダメですよ!

以上、私の経験を踏まえてご紹介しました。
新人Webディレクターのお役に立てると幸いです。