こんにちは、デザイナーの金井です。
Webデザイナーという職種に就いてから1年と半年が経ちました。
私は大学でイラストレーションコースを専攻していたので、Webについて全く知らない状態でこの業界に飛び込みました。
そんな自分が1年半どういうことをしてきて今に至ったのか、またデザイナーという職種について紹介したいと思います。
これからWebデザイナーを目指す人や未経験だけど気になる… という方の参考になれば幸いです。
1年半を振り返る
1年目
入社して最初は先輩の下で主にHTMLコーディングをしました。
それと並行して、更新業務を担当することになり、簡単なWebページやバナーの制作などをして、Webのことを少しずつ理解し学んでいきます。
最初はとにかくデザインをすることが難しくて、ひたすら悩んでいました。
幅200pxのバナーの中にテキストと画像をきれいに配置するだけなのに、できない… それがとても悔しかったです。
大学では自分が好きなものを自分好みに制作してきましたが、その自分本位なモノづくりは社会に出ると全く通用しないことに気付かされました。自分主体ではなく他人主体に切り替えることが難しかったです。
最初はデザインの引き出しが全然ないので、とにかく時間があるときにいろいろなWebサイトを見ていました。
見るだけでなく、模写もして他の人が作った良いところを学び、早くまともなものを作れるようになりたいと思って必死でした。
今振り返って思うのは、新人のうちに先輩にもっともっと頼って、鬱陶しいと思われるぐらいに質問すればよかった… と思います。先輩に頼るのは新人の特権です。年数を重ねると、気軽にはできなくなってきます。新人のうちは、その特権をふんだんに利用した方が良いと思います。
2年目
1年目と2年目で大きく違うことの一つとして、新人ではなくなるということがあります。1年目が終わってまだまだ新人気分でいたときに、上司から「もう新人扱いしないよ。」と言われた時は、ものすごく焦りました。
新人でなくなると、最後までやり切ることが求められます。自分の実力を見極め、どれくらいで作業が終わるのかを判断し、一つ一つの仕事をしっかりと終わらせなければなりません。これがなかなかできずに、私は2年目になってもなにかと先輩に迷惑をかけています…。
1年目に比べると、だんだんと上司・先輩の手直しも少なくなり、自分の成長を感じます。
1年目にものすごく手こずって、最終的に上司に巻き取られてしまった案件のデザインが、2年目になって1人でやり切れた時はとても嬉しかったです。年数を重ねると、求められるデザインのクオリティもおのずと上がっていくので、もっともっと勉強しなければいけないと思っています。
デザイナーの魅力
クリエイティブな仕事
デザインが好き・イラストが好き・絵を描くのが好き、クリエイティブなことが好きな人にはとても楽しい仕事だと思います。
自分のデザインがWebに公開される
当然のことですが、私は初めて自分がデザインしたサイトが公開された時、ものすごく嬉しかったです。
お客様の反応を聞くことができる
デザインは表に見えるものなので、お客様に反応をいただけます。修正ややり直しもありますが、デザインを気に入っていただけたときは、本当に嬉しいです。
デザイナーの大変なところ
答えがない
デザインには明確な答えがありません。限りなく近いところまで到達することはできますが、それが正解なのかどうかは結局のところ分かりません。自分で答えを考えて、より良いデザインを作ることはやりがいがありますが大変です。
要望を具現化する
全てのお客様が具体的な要望を持って依頼されるわけではありません。デザイナーは抽象的な要望からお客様の求めるものを汲みとって、表現しなければなりません。
デザイン以外のことも学ぶ
デザインだけしていたらいいわけではなく、コーディングの勉強などもしなければなりません。未経験で入ると、「デザイン・コーディング・Webの基礎知識」と勉強することだらけでなかなか苦労します。
デザイナーに必要なこと
メンタルの強さ
デザイナーは自分のセンスが否定されたり、全くアイディアが思いつかないなど、壁にぶつかることが多いです(他の職種もそうかもしれませんが…)。
特に新人の頃は自分が良いと思って作ったものが、「ださい」「微妙」と言われることも少なくありません。何回も何回もやり直しになることもあります。そこでくじけず、乗り越えられる熱い気持ちがあるのなら、デザイナーとしてやっていけると思っています。
常にセンスを磨きたいという気持ち
前向きに挑戦する心
最後に
でもその分とてもやりがいがあります!