2025年11月7日に開催された PowerCMS Conference 2025 にオンライン参加しました。本記事では、セッション内で特に印象に残った PowerCMS 7 の最新情報を中心にまとめます。

PowerCMS 7 は 2025年11月28日にリリース予定
PowerCMS 7 は 約3年半ぶりのメジャーバージョンアップとなります。今回の方向性としては、派手な新機能よりも 実用性重視の改善 が中心とのことでした。
◆ 動作環境・互換性
- PowerCMS 6 最新バージョンと動作環境は変わらず
- 旧バージョンからの アップグレードが可能
- エディタは TinyMCE 4 / 7 から選択可能(PowerCMS 6 では 3 / 4)
◆ レガシープラグインの扱い
- レガシー扱いでの提供は継続するが、サポートは終了
- 実務上の影響はほとんどないとの説明でした
- トラックバック機能が正式に廃止
セキュリティ系アップデート(大きな強化ポイント)
PowerCMS アプリケーションおよび PowerCMS クラウドの両方で、外部ベンダーによるセキュリティ監査を初めて受け、すでに対応済み。
今回のアップデートではセキュリティ管理がより分かりやすく強化されています。
◆ セキュリティメニューが追加
新設されたメニューから以下が利用可能に。
- アカウントロック(一定回数のログイン失敗でロック)
- 管理画面の IP 制限(新機能)
- 環境変数で無効化も可能
- 多要素認証(MFA)の強制(新機能)
- ユーザー自身による多要素認証設定
フォーム機能・スパム対策
標準テーマのフォームで reCAPTCHA が使用可能に。
また、1分間隔を開けないと再投稿できない仕組みが追加されています。
フィールドブロックビルダーの強化
PowerCMS 7 の大きな改善点のひとつが フィールドブロックビルダーの拡張 です。
◆ レイアウトパーツが利用可能に
- 2カラム、3カラムのレイアウトが標準で利用可能
◆ カスタムフィールドでもブロック利用可能に
記事・ウェブページだけでなく、
カテゴリ、アイテム、バナーなど あらゆるオブジェクトでフィールドブロックを活用可能 になりました。
コンテンツ品質向上のための機能
- NGワード抽出機能
→ 投稿時に不適切語を検出 - 画像処理の強化
- 透かし(ウォーターマーク)挿入が可能に
- 拡張子によるアップロード先自動判定
- 大きすぎる画像の自動リサイズ
サードパーティ製プラグインの機能を吸収
実務でよく使われる以下の機能が本体に取り込まれました。
- CustomFieldListing
- QuickRebuild
これにより、外部プラグイン依存が減り、運用の安定性向上が期待できます。
PowerCMS Cloud の強化
クラウド版では、これまで従量課金だった WAF(Web Application Firewall) が標準提供に。
加えて CDN も提供されるようになり、より高いセキュリティと高速表示環境が手軽に利用可能になりました。
まとめ
PowerCMS 7 は派手な新機能よりも 現場の運用を支える実用強化 が中心で、特に セキュリティ・編集機能・フォーム改善 が大きなポイントでした。
実務で利用している身としても、
- ブロックビルダーの拡張
- 多要素認証の強制
- reCAPTCHA 対応
は、すぐにメリットを感じられるアップデートだと感じました。
新しいPowerCMS 7をそのうち使いたいと思います。




