皆さんこんにちは。
2月より京都事務所にて勤務しております、Webディレクターの松山です。
ネクストページに入社し1年目の終わりを迎えようとしていたころ、
神戸から京都へ転勤することとなりました。
実は京都で暮らすのは初めてではなく、学生時代に2年ほど京都で一人暮らしをしていたという経験があります。
その影響もあってか、松山=京都大好きというイメージがついていたようで、
今回もその縁あって京都事務所へお迎えいただけたのかなと思っています。
(実はそこまで京都に対して思い入れがあるわけでは… 京都は大好きです。)
1年目を振り返る
そんなこんなでバタバタと駆け抜けてきた社会人生活も4月を迎え、ありがたいことに1年が経ちました。
改めてこの1年間を振り返り一言でまとめると、まぁ何もできない。
専門的な知識やある程度の経験が必要になる作業であればまだ仕方ないかもしれませんが、
私の場合、新人がこなすべき簡単な雑務ですらまともにできませんでした。
様々なことで怒られあきられ、挙げ句の果てに「もうええわ」と言われる始末…。
自分自身あまり感じたことは無かったのですが、
心のどこかに「自分は間違ってない!」というプライドがあったようで、
それが原因で同じミスを繰り返してしまうということも多々ありました。
ですので、今回は実際の仕事の流れに沿いつつ、「あぁ、やってしまった…。」と感じた点をを大きく3つに分けまとめてみました。
企画:「分かったフリ」は命取り
Webディレクターはお客様と制作陣を繋ぎながら、1歩ずつプロジェクトを進めていく役割を担います。
その第一段階として、まずは今回どんなものを作るのか、その方向性をお客様と打ち合わせを行いながら決めていきます。
お客様と話すということは、プロとして相手と接する必要があるということです。
たとえ新人で業界の知識が全然なかったとしても、相手からしてみれば「そんなん知らんがな」というわけです。
なので、常日頃から分からないところが出てきたら調べないといけませんし、
疑問に思うことがあれば先輩方に質問して、その答えをしっかりと自分の中で持っておく必要があります。
と、上記の内容はごく当たり前のことだとは思いますが、私はこれが全然できませんでした。
責任から逃れたかったのか、もしくはただ格好をつけたかったのか、
その場でなんとなく「分かったフリ」をしてしまい、結局他の方々にご迷惑をおかけしてしまう始末…。
チームプレイではなく個人プレイを延々と繰り返していたと、我ながら情けなく感じます。
そして、この行動によって起きる問題はこれだけではありませんでした。
制作:「まぁ大丈夫だろう」は大丈夫じゃない
どんなものを作るのかが決まれば、その目標に向かって制作を行っていきます。
Webディレクターは、スケジュールには問題ないか・制作物は正しく完成しているかといった、
プロジェクトに関する進行を管理することになります。
プロジェクトを管理するということはつまり、そのプロジェクトの内容をしっかり把握しておかないといけません。
しかし私の場合、「分かったフリ」によりこの条件は早くも崩れ去ってしまいました。
こうなってしまうと負の連鎖は留まることを知らず、さらに悪循環が続いていくことになります。
その代表例が「まぁ大丈夫だろう」という考え方です。
プロジェクトの管理を担っているにもかかわらず、その役割を放棄してしまっているといっても過言ではありません。
チェックの抜け漏れも多々発生し、もはや仕事したとは言えない状況に陥ることもありました。
運用:継続は信頼なり
プロジェクトは完成・納品後も終わるわけではなく、定期的な保守作業や更新対応に繋がっていきます。
Webサイトを運営し始めてから分かった問題点や改善点を解決しながら、
さらに良いWebサイトを目指して作業を行います。
制作したサイトを運用できるということは、それだけお客様と良好な関係を築けているということの証。
ここまで読んで下さっている方には言わずもがなですが、私はそれができていなかったということです。
ただ作業を行うのみでは、お客様との信頼関係を築くことはできません。
どのようなことを望まれていて、それを叶えるためにどうすればいいのか。
その対応を疎かにしてしまったのですから、そこに信頼関係などあるはずもないのは明白です。
まとめ
自分の行動を振り返ると、「あぁ、やっちゃってるなこいつ…。」と改めて思いました。
1つのプロジェクトの中で何度も失態を繰り返してしまい、心底情けない気持ちで一杯です。
それでも、私にとってWebディレクターという職種は魅力的でやりがいのある仕事です。
自分では考えられない世界(もちろん良い意味で)を知ることができる環境に囲まれ、日々を過ごせるのはとても幸せなものです。
なので、そんな世界を教えて下さる方々に1つでも多く恩返しできるよう、これからも日々精進したいと思います。