
SEOに強いホームページの「本当の意味」、ご存知ですか?
「SEOに強いホームページを作りたい」とイメージしたときに多いのは「特定のキーワードで検索結果の1ページ目に表示されるサイト」かもしれません。もちろんそれは大きな目標の一つですが、「本当にSEOに強いホームページ」は、その一歩先にあります。
本当の意味でSEOに強いホームページとは、「検索を通じて訪れたユーザーの期待や疑問に応え、最終的にビジネスの成果へと結びつけられるサイト」のことです。
検索順位は、あくまで成果を出すための「手段」に過ぎません。たとえ一時的に上位表示されても、訪れたユーザーの目的に合っていないサイトでは、すぐに離脱されてしまい、問い合わせや売上には繋がりません。
この記事では、SEOに強いサイトを作るために不可欠な「SEOの基本原則」と、変化の激しい時代に対応するための「最新トレンド」、そしてそれらを形にするための「実践的な進め方」まで解説していきます。
【基本編】これだけは押さえるべき!SEOに強いホームページの4大原則
デジタルマーケティングの世界は変化が激しいですが、どれだけ時代が変わっても揺らぐことのない、SEOの「土台」となる考え方が存在します。まずは、この4つの大原則をしっかりと押さえましょう。
原則①:内部対策(検索エンジンへの配慮)
内部対策とは、ホームページの「基礎」を固める作業です。検索エンジン(Google、Yahoo!など)があなたのサイトの情報を正しく、そしてスムーズに読み取れるように内部構造を最適化することを指します。
以下に具体的な内部対策の内容を挙げます。

- モバイルフレンドリー: 今や検索の半数以上はスマートフォンからです。PCでもスマホでも快適に閲覧できる作りは「必須」の要件です。
- サイトの表示速度: ページの表示が3秒遅れるだけで、半数以上のユーザーが離脱すると言われています。画像の圧縮や読み込ませる情報の最適化など、軽快な動作のホームページを作ることを意識しましょう。
- SSL化(https): URLが「https://」で始まるサイトのことです。通信を暗号化し、ユーザーの情報を守る役割があり、Googleも導入を強く推奨しています。お問い合わせフォームがあるサイトでは対応必須と言えます。
- ページの主題を伝える最適化:
- titleタグ・h1タグ: 各ページには、その内容を最も端的に表す「本のタイトル」にあたるtitleタグと、「章のタイトル」にあたるh1タグを設定します。ユーザーと検索エンジンの両方に「このページには何が書いてあるか」を一瞬で伝える最も重要な要素であり、狙うべきキーワードを適切に含めることが基本です。
- コンテンツ構造の最適化:
- サイト構造: ユーザーや検索エンジンが「今サイト内のどこにいるのか」を分かりやすく示す「パンくずリスト」の設置や、サイト全体の地図である「XMLサイトマップ」の送信を行います。
- 構造化マークアップ: ホームページのテキストに「これは住所です」「これは電話番号です」「これはQ&Aです」といった具合に、検索エンジン専用の”ラベル”を付けてあげる作業です。これにより、Googleがコンテンツの内容をより深く、正確に理解することができます。正しく実装されると、検索結果にレビュー評価や価格、質問項目などが表示される「リッチリザルト」に繋がる可能性があり、クリック率の向上が期待できます。
原則②:コンテンツSEO(ユーザーへの価値提供)
技術的な土台が整ったら、次はコンテンツを考えます。
大前提として、ユーザーは「自身の悩みや疑問、欲求を解決するための答え」を探しに検索エンジンを使います。この検索キーワードの背後にある「意図」を深く読み解き、どこよりも分かりやすく、信頼できる「答え」を提供するページを作ることがコンテンツSEOの本質です。
では、具体的にどのようなコンテンツを、どういった戦略で作成していくべきでしょうか。ここで重要になるのが、「キーワード選定」と「サイト設計」です。

- 検索ボリュームを加味したキーワード選定: 「検索ボリューム」とは、特定のキーワードが月間どれくらい検索されているかを示す数値です。やみくもに記事を作るのではなく、まず自社のビジネスに関連するキーワードの検索ボリュームを調査します。多くの人が検索する「ビッグキーワード」から、検索数は少ないものの購入意欲の高いユーザーが使う「ロングテールキーワード」までを洗い出し、どのテーマから優先的に取り組むべきか戦略を立てます。
- トピッククラスターモデルに基づいたサイト設計: キーワードを選定したら、それらを個別の記事として点在させるのではなく、関連するテーマごとにグループ化し、サイト全体の評価を高める「トピッククラスターモデル」という考え方を取り入れます。これは、一つの大きな中心テーマ(例:「ホームページ制作」)についてまとめたピラーページ(幹)を作り、その周辺に関連する細かいテーマ(例:「ホームページ制作 費用」「ホームページ制作 SEO」など)を解説するクラスターページ(枝葉)を複数作成。そして、それらを内部リンクで相互に繋ぎ合わせる戦略です。これにより、サイト全体が特定の分野における専門性を持っているとGoogleに認識されやすくなり、個々のページの評価向上にも繋がります。
自社の商品やサービスを一方的にアピールするのではなく、まずはお客様が知りたい情報を提供し、課題に寄り添うことが、結果として専門家としての信頼を生み、ビジネスチャンスに繋がります。
原則③:ユーザー体験(UX)の最適化
素晴らしいコンテンツを用意しても、それが「見つけにくい」「読みにくい」「使いにくい」状態では、ユーザーはすぐにページを閉じてしまいます。ユーザー体験(UX: User Experience)の最適化とは、ユーザーがサイトを訪れてから離脱するまでの一連の体験で、ストレスを感じさせないための配慮です。
- 直感的なナビゲーション: 探している情報がどこにあるか、一目でわかるメニュー構成になっているか。
- 読みやすさ: スマートフォンでも読みやすい文字サイズか、専門用語ばかりで書かれていないか、適度に画像や図解が使われているか。
- 明確な導線設計: 記事を読んで興味を持ったユーザーを、自然な形で「お問い合わせ」や「資料請求」といった次のアクションへ導けているか。
Googleは、ユーザーがサイトに長く滞在し、満足度の高い行動を取ったかを分析しています。つまり、ユーザーにとって「使いやすい・分かりやすい」サイトは、結果的にSEO評価も高まります。
原則④:E-E-A-T(サイトの信頼性)

E-E-A-Tとは、Googleがコンテンツの品質を評価するために用いる基準で、経験(Experience)、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)の頭文字を取ったものです。
簡単に言えば、「その情報は、信頼できる人(会社)が発信しているか?」が重要視されるということです。特に、人の健康やお金に大きく関わる分野では、この基準はより厳格に適用されます。
- 運営者情報の明記: 会社の正式名称、住所、連絡先などを明確に記載する。
- 専門家による監修: 記事の内容を、その道の専門家が書いたり、監修したりする。
- 実績や顧客の声の掲載: 実際にサービスを利用したお客様の声や、具体的な導入事例を紹介する。
- 情報源の明示: 統計データなどを引用する際は、官公庁などの信頼できる情報源へのリンクを貼る。
ホームページを誰が運営しているのかを明確にし、その分野のプロフェッショナルであることを示すことが、ユーザーと検索エンジンの両方から信頼を勝ち取る鍵となります。
【トレンド編】2025年以降のホームページ制作で意識すべき3つの最新動向
普遍的な原則を押さえた上で、次に見るべきは「今、そしてこれから」のWebの世界で何が起きているかです。ここでは、今後のホームページ制作で無視できない3つの大きなトレンドを解説します。
トレンド①:SGE(生成AI検索)時代への対応

SGE(Search Generative Experience)とは、従来の検索結果リストの上に、AIが要約した答えを直接表示する新しい検索体験のことです。これにより、ユーザーは複数のサイトを訪れなくても、検索結果画面だけで疑問を解決できるケースが増えると考えられています。
「では、サイトへのアクセスは減ってしまうのか?」と思われるかもしれません。
AIは、Web上の様々な情報を基に要約を生成します。つまり、AIが「このサイトの情報は信頼でき、非常に有益だ」と判断し、引用元として選んでくれるような、質の高い情報源になることができれば、SGEの回答に自社の名前やサイトへのリンクが表示される可能性が高まります。
このSGEへの対応は、LLMO(Large Language Model Optimization:大規模言語モデル最適化)という新しい考え方にも繋がります。これは、SGEのようなAIに対して、自社の情報をより正確に、かつ好意的に解釈・参照してもらうための取り組みです。「AIが学習したくなるような、明確で、構造化された、信頼性の高い情報源になること」がLLMOでは重要です。
そのために重要になるのが、AIには生成できない、自身の「経験」に基づいた一次情報です。実際の顧客事例、独自の分析データ、現場でしか得られない専門的な知見。こうしたオリジナリティ溢れるコンテンツが、LLMOの観点からも非常に価値が高く、SGE時代における競争力アップに繋がります。
トレンド②:動画コンテンツの戦略的活用
YouTube・TikTok・Instagramなどの動画を中心としたSNSの爆発的流行により、ユーザーの情報収集スタイルは「読む」から「見る」へとシフトしています。特に若い世代を中心に、テキストよりも短時間で直感的に理解できる動画コンテンツへの需要が急速に高まっています。
ホームページ制作においても、この流れを無視することはできません。例えば、
- 製品の使い方やサービスの導入プロセスを、1分程度の短い動画で解説する。
- お客様の喜びの声を、インタビュー動画として掲載する。
- 会社の雰囲気やスタッフの人柄を、ショート動画で紹介する。
こうした動画をYouTubeにアップロードし、ホームページの関連ページに埋め込むことで、ユーザーの理解度と満足度は飛躍的に向上します。テキストと動画を組み合わせることで、多様なユーザーのニーズに応えることができ、サイトの滞在時間を延ばす効果も期待できます。これは、結果的にSEO評価にも良い影響を与えます。
トレンド③:「分かりやすさ」のさらなる追求
情報が溢れかえる現代において、ユーザーは「時間を無駄にしたくない」という意識を強く持っています。どれだけ専門的で有益な情報が書かれていても、長文のテキストが続くだけでは、最後まで読んでもらうことは難しくなってきています。
これからのホームページに求められるのは、複雑な情報でも「パッと見て直感的に理解できる」工夫です。
- 図解やインフォグラフィック: 文章で説明すると長くなるプロセスやデータの比較を、一枚の絵や図で分かりやすく見せる。
- Q&A形式のコンテンツ: ユーザーが抱きがちな疑問を先回りして提示し、簡潔な答えを用意する。
- 結論ファーストの文章構成: 各見出しの冒頭で、まず結論を述べ、その後に理由や具体例を続ける(PREP法)。
- 「どこに何があるか分かる」メニュー構造:ハンバーガーメニューやアンカーリンクなどを使い、どこに何があるか一目で分かる導線設計をする。
専門的な内容を、いかに専門知識のない人にも分かりやすく翻訳して届けられるか。この「編集力」とも言える能力が、ユーザーの心をつかみ、サイトの価値を高める上でますます重要になっています。
【実践編】SEOに強いホームページ制作を成功させる進め方
ここまで、SEOに強いホームページの原則とトレンドを解説してきました。では、これらを具体的に形にしていくには、どうすれば良いのでしょうか。ここでは、制作を成功に導くための実践的なステップをご紹介します。特に、制作会社に依頼する前の「準備」が、プロジェクトの成否を大きく左右します。

STEP1:制作会社に依頼する前に「目的」と「目標」を明確にする
最も重要なステップです。制作会社を探し始める前に、まずは社内で以下の点を徹底的に議論し、言語化してください。
- ホームページを作る「目的」は何か? (例:新規顧客からの問い合わせを獲得したい、会社の信頼性を高めて採用を有利にしたい、既存顧客へのサポートを効率化したい)
- そのホームページは「誰に」届けたいのか? (例:コストよりも品質を重視する都内の中小企業経営者、特定の業界の購買担当者)
- その人に「何を伝え」「どうなってほしい」のか? (例:自社の技術力の高さを伝え、具体的な導入事例を見てもらい、問い合わせフォームから連絡してほしい)
- 成果を測る「目標(KPI)」をどう設定するか? (例:Webサイト経由での問い合わせを月に10件獲得する、特定の製品ページの資料請求を月に20件獲得する)
この「戦略設計」が曖昧なまま制作を進めると、デザインは綺麗でも誰にも響かない、成果の出ないホームページが出来上がってしまいます。この準備がしっかりできていればいるほど、制作会社も的確な提案がしやすくなります。
STEP2:成果を共に目指せる制作会社を見極める
目的と目標が明確になったら、いよいよパートナーとなる制作会社を選びます。デザインの好みや価格だけで選ぶのではなく、以下の視点で「ビジネスの成果を共に目指せるか」を見極めることが重要です。
- 「成果」に繋がった制作実績があるか? 綺麗なサイトの事例だけでなく、「問い合わせが2倍になった」「売上が150%アップした」といった、ビジネスの成果に繋がった実績を具体的に示してくれるかを確認しましょう。
- あなたのビジネスを深く理解しようとしてくれるか? 初回の打ち合わせで、技術やデザインの話だけでなく、「御社の強みは何ですか?」「どのようなお客様が多いですか?」「事業の課題は何ですか?」といった、ビジネスの根幹に関わる質問を投げかけてくれる会社は、信頼できるパートナー候補です。
- SEOやWebマーケティングの戦略的な提案力があるか? STEP1で整理した目的・目標に対し、「それならば、このようなコンテンツ戦略で、こういうキーワードを狙いましょう」といった、具体的な戦略を提示してくれるかを見極めましょう。
- 公開後の運用サポート体制は整っているか? ホームページは作って終わりではありません。公開後のアクセス解析、コンテンツ改善提案、定期的なミーティングなど、成果を出すために伴走してくれる体制があるかは非常に重要なポイントです。
良い制作会社は、単なる「制作者」ではなく、あなたのビジネスを成功に導く「戦略的パートナー」となってくれるはずです。
制作会社に依頼するときの費用相場や見積内訳について知りたい方はこちら
変化の時代を勝ち抜くために

今回は、SEOに強いホームページ制作について、「普遍的な基本原則」と「最新トレンド」、そして「実践的な進め方」という3つの視点から解説しました。
【基本原則】
- 検索エンジンが理解できる技術
- ユーザーの疑問に答えるコンテンツ
- ストレスのないユーザー体験(UX)
- 運営者の信頼性(E-E-A-T)
【最新トレンドと取るべき行動】
- SGE(AI検索) → AIに作れない、独自の経験を発信する
- 動画活用 → テキストと動画で、多様なニーズに応える
- 分かりやすさの追求 → 専門的な情報を、直感的に理解できるよう翻訳する
SGEやAIといった技術がどれだけ進化しても、「検索ユーザーに価値を届け、信頼される存在になる」というSEOの本質は決して変わりません。
そして、その本質をあなたのビジネスで形にするためには、自社の強みと顧客のニーズを深く理解し、最適な道筋を描く「戦略」が不可欠です。
もし、あなたが「自社だけでは戦略を立てるのが難しい」「何から手をつければ良いか分からない」と感じていらっしゃるなら、ぜひ一度私たちネクストページにご相談ください。
私たちネクストページは、神戸の地元企業を中心に、これまで数多くのサイトを手がけてきました。デザイン性・機能性に優れ、有益なコンテンツを提供するだけでなく、お客様の目標を達成できるホームページ作りに日々取り組んでいます。
まずは現状の課題を整理したい、といった気軽なご相談からでも大歓迎です。「貴社に本当に必要なホームページ」をご提案させていただきます。




