
ホームページ制作は「進め方」で成果の9割が決まる
「せっかくホームページを作ったのに、全く問い合わせが来ない…」 「デザインは綺麗だが、自社で更新できず情報が古いままになっている」 「そもそも、何から手をつければ良いのか分からず、計画が止まってしまっている」
このようなお悩みはありませんか?
多くの企業がおちいりがちなホームページ制作の失敗。その根本的な原因は、技術やデザインの良し悪し以前に、制作の「進め方」そのものに戦略がないケースがほとんどです。
やみくもに制作を始めてしまうと、目的が曖昧でビジネスの成果に繋がらない「ただ存在するだけ」のホームページが完成してしまいます。
この記事では、特にWordPressでホームページを作りたい方に向けて、制作を成功に導くための、具体的な「進め方」を解説します。「成果の出るホームページ」を実現するため、参考にしていただければ幸いです。
【準備フェーズ】制作会社に依頼する前に”必ず”やるべき3つのこと
ホームページ制作は、しばしば「家づくり」に例えられます。そして、多くの人がデザインや機能(どんなお風呂やキッチンにするか)から考えがちですが、本当に良い家を建てるために最も重要なのは、その手前にある**「設計図」**です。
誰が住み、どんな暮らしを実現したいのか。そのための間取りや動線はどうあるべきか。この設計図が曖昧なままでは、どれだけ立派な建材を使っても、住み心地の悪い家になってしまいます。
ホームページ制作も全く同じです。制作会社に依頼する前に、この「設計図」を描き、明確にすること。この準備フェーズこそが、プロジェクトを成功させるために最も重要なステップです。
STEP1: なぜ作る?「目的」と「目標」を明確にする
最も重要なのは「なぜ、ホームページを作るのか?」という目的です。
以下のような課題をお持ちの企業が多いと思います。
- 売上を向上させたい → 新規顧客からの問い合わせを増やしたい
- 優秀な人材を採用したい → 企業の魅力を伝え、応募者を増やしたい
- ブランドイメージを高めたい → 専門性や信頼性を伝え、ユーザーの認知度を獲得したい
- 営業活動を効率化したい → よくある質問への回答や資料ダウンロード機能で、営業担当者の負担を減らしたい
目的が定まったら、それを**測定可能な「目標(KPI)」**に落とし込みます。数字で測れないものは、改善もできないからです。
【目標設定の具体例】
- (目的)新規顧客獲得 → (目標)神戸市内の中小企業から、月5件の新規見積もり依頼を獲得する。
- (目的)人材採用の強化 → (目標)採用サイト経由で、年間3名のエンジニア職の応募を獲得する。
この「目的」と「目標」が明確であればあるほど、制作会社は「その目標を達成するためには、どのようなデザインや機能が必要か」というプロの提案がしやすくなります。逆にここが曖昧だと、「制作会社から当たり障りのない提案しか上がってこない…」というお悩みに繋がります。

STEP2: 誰に届ける?「ターゲット(ペルソナ)」を具体的に描く
次に考えるべきは「誰に、そのホームページを届けたいのか?」です。
「すべての人」に向けたメッセージは、結局「誰の心にも」響きません。たった一人で構いませんので、理想の顧客像(ペルソナ)を具体的に、顔が見えるレベルまで描き出してみましょう。
【ペルソナ設定の具体例(神戸の工務店の場合)】
- 氏名: 山田 健一様(45歳)
- 居住地: 神戸市垂水区
- 職業: 中小企業の部長職
- 家族構成: 妻、長男(高校生)、長女(中学生)
- 悩み/ニーズ: 子供の成長に伴い、現在の住まいが手狭に。資産価値も考え、神戸市内で自然素材を使った注文住宅を建てたい。しかし、大手ハウスメーカーは予算的に厳しく、かといって地元のどの工務店が信頼できるか分からない。
- 情報収集: Instagramで施工事例を検索。休日に夫婦で住宅展示場を回る。工務店のホームページで、会社の理念や過去の実績を念入りにチェックする。
ここまで具体的に描くと、彼(山田様)がホームページに訪れた際に、どんな情報を求めているか、どんな言葉に心が動くかが見えてきます。
「高性能」「高気密」といった専門用語よりも、「子供のアレルギーを考えた自然素材」「家族の会話が増えるリビングの設計」といった言葉の方が響くかもしれません。彼が安心するような「神戸市内の施工事例」や「お客様の声」は、必須コンテンツになるでしょう。
このように、明確なペルソナがあると、サイト全体のデザインやコンテンツを決めるための指針になります。
STEP3: 何を武器に戦う?自社の「強み」と「コンテンツ」を洗い出す
目的とターゲットが明確になったら、最後に**「何を伝えて、ターゲットを動かすか」**を考えます。それが、自社の「強み」と、それを証明する「コンテンツ」です。
「強み」は、単に自社がアピールしたいことではありません。**「ターゲット(ペルソナ)が抱える悩みを解決できる、競合にはない自社だけの価値」**です。
そして重要なのは、「強み」をただ主張するだけでなく、客観的な事実や証拠である「コンテンツ」とセットで提示することです。
【「強み」と「コンテンツ」の具体例】
| 自社の強み | それを証明するコンテンツ |
|---|---|
| 地域密着による迅速な対応力 | ・神戸市内の詳細な施工事例マップ ・「急なトラブルにもすぐ来てくれた」というお客様の声 |
| 他社には真似できない独自の加工技術 | ・技術の仕組みを解説する動画コンテンツ ・技術を導入した企業の成功事例インタビュー |
| 有資格者による手厚いアフターサポート | ・サポートスタッフの顔写真とプロフィール紹介 ・具体的なサポートメニューと料金表 |
| 未経験者もプロに育てる充実した研修制度 | ・研修カリキュラムの公開 ・若手社員の一日の流れを紹介するブログ記事 |
このように「目的・目標」「ターゲット」「強み・コンテンツ」を決めておけば、どのようなホームページを作るかを決める際に、制作会社と認識のずれがなくスムーズに進むはずです。
【制作フェーズ】WordPressのプロとの協業の進め方

入念な準備によってホームページの「設計図」が完成したら、いよいよプロの力を借りて「建築」していくフェーズに入ります。
ここでは、制作会社との連携を円滑に進め、思い描いたホームページを作るための3つのステップを紹介します。
STEP4: パートナーを選ぶ!成果を共に創る制作会社の見極め方
数ある制作会社の中から、どの会社をパートナーに選ぶか? これはプロジェクトの成功を左右する重要な決断です。デザインの好みや見積もり金額の安さだけで安易に決めてしまうと、成果の出ないホームページに繋がってしまいます。
では、何を見極めるべきでしょうか。ポイントは、準備フェーズで作成した「設計図(目的やターゲット)」を基に、どれだけ深くビジネスを理解し、成果に繋がる提案をしてくれるかです。
以下の視点で、複数の会社を比較検討してみてください。
- 提案力: こちらが伝えた要望をそのまま形にするだけでなく、「目的を達成するためには、こういう機能も必要ではないか」「そのターゲットなら、こういう見せ方の方が響くのでは」といった、プラスアルファの提案をしてくれるか。
- 実績の質: ただ綺麗なサイトを並べているだけでなく、「どのような課題に対し」「どのようなホームページを作り」「どんな成果が出たのか」というストーリーまで語れる実績があるか。特に自社と近い業界や、同じような課題を解決した実績があれば、有力な候補となります。
- WordPressへの専門性: WordPressは誰もが使える反面、奥が深いツールです。例えば、以下のような技術的な質問に対し、専門知識のないこちら側にも分かる言葉で、誠実に答えてくれるかは、信頼性を見極めるうえで重要になります。
- 「セキュリティ対策は具体的に何をしてもらえますか?」
- 「サイトの表示速度を上げるために、どんな工夫をしますか?」
- 「この機能を追加したいのですが、どんなプラグインを使いますか?それは安全ですか?」
貴社のビジネスの成功を第一に考え、専門家として対等な立場で議論ができるパートナーを選びましょう!
制作会社に依頼するときの費用相場や見積内訳について知りたい方はこちら

STEP5: 設計図を固める!ここで決まる「更新のしやすさ」
パートナーとなる制作会社が決まったら、いよいよ本格的な設計に入ります。ここでは主に「ワイヤーフレーム」「デザインカンプ」「CMS仕様書」という2つの成果物を通して、認識のすり合わせを行います。
- ワイヤーフレーム: どこにどの情報を、どんな順番で配置するかを定めた構成案です。
- デザインカンプ: ワイヤーフレームを基に、色や写真、フォントなどを具体的に作り込んだ「完成見本」です。
- CMS仕様書:「このエリアはこのような条件で表示する」というような仕様を決める資料です。WordPressをエンジニアが実装する際の指示書になります。
この段階で、ボタンの位置や文章の読みやすさなどを入念にチェックすることが、後の手戻りをなくす上で重要です。そして、この設計段階で特に注目してほしい、WordPressならではの最重要ポイントがあります。
【WordPressの重要ポイント①】更新方法はどう設計するか?
ホームページは公開してからがスタートです。将来、誰が、どこを、どのように更新していくのか。この「更新のしやすさ」を設計段階で組み込んでおかなければ、せっかくのWordPressも宝の持ち腐れになってしまいます。
更新方法には、大きく分けて2つの方式があります。
- ブロックエディタ方式
文章や画像、見出しなどを「ブロック」というパーツとして扱い、パズルのように自由に組み合わせてページを作成できる、WordPressの標準的な編集機能です。- メリット: レイアウトの自由度が高く、ブログ記事の執筆など、柔軟な表現をしたい箇所に向いています。
- デメリット: 自由度が高い反面、操作に多少の慣れが必要で、知識がないとデザイン崩れを起こす可能性もあります。
- 独自管理画面(カスタムフィールド)方式
制作会社が予め「見出し」「本文」「画像」といった入力項目を用意し、決まったフォーマットに情報を入力するだけでページが作成できる方式です。- メリット: 入力欄を埋めるだけなので、誰でも迷わず簡単に更新でき、デザインが崩れる心配もありません。施工事例や商品情報など、定型フォーマットで情報を追加していく場合に最適です。
- デメリット: 決まった形での更新しかできず、自由なレイアウト変更はできません。
どちらが良い・悪いではなく、ページの用途や、更新を担当する方のITスキルに合わせて、これらの方式を適切に使い分けるのが、成果の出るホームページの設計です。優れた制作会社は、必ずこの点を丁寧にヒアリングし、貴社にとって最も運用しやすい形を提案してくれるはずです。
STEP6: WordPress実装フェーズ
設計・デザインが固まったら、エンジニアがWordPressを実装していきます。このステップは専門的な作業が中心となりますが、依頼側として知っておきたいポイントが「プラグイン」です。
【WordPressの重要ポイント②】プラグインは「量より質」
プラグインとは、WordPressの機能を拡張するための追加プログラムです。スマートフォンにアプリを追加する感覚で、お問い合わせフォームやSEO対策機能、セキュリティ機能などを簡単に追加できます。
とても便利な反面、プラグインには注意すべきリスクもあります。
- 不具合の発生: プラグイン同士の相性が悪く、サイトが正しく表示されなくなることがあります。
- セキュリティの脆弱性: 長年更新されていない古いプラグインは、不正アクセスの侵入口になる危険性があります。
- サイトの速度低下: プラグインを入れすぎると、サイトの動作が重くなる原因になります。
なんでもかんでもプラグインを入れればいいというわけではありません。ダウンロード数が多く、開発元が信頼でき、定期的にアップデートされているかを見極めてプラグインを選定します。これもまた、制作会社の技術力と信頼性を測る重要な指標です。

【運用フェーズ】公開はゴールではなく、“安全なスタート”を切ることが大切
ホームページ制作の現場では、「サイトを公開したらそれで完了」と考えられてしまうことが少なくありません。ですが、ビジネスを成功に導くという視点から見ると、公開はゴールではなく、むしろスタート地点に過ぎません。
せっかく作り上げたホームページを、ビジネスの成長にしっかり貢献させるためには、公開後の「運用」が欠かせません。そしてその運用は、大きく分けて「育てる」と「守る」の2つの役割があります。
STEP7:ホームページを「育てる」分析・改善と、「守る」ための保守
1. ホームページを「育てる」(攻めの運用)
“育てる”とは、ホームページをただそのままにしておくのではなく、常に新しい情報や価値あるコンテンツを追加しながら、事業の成長に合わせて進化させていくことです。
たとえば、ブログやお知らせ、導入事例の掲載といった情報発信を定期的に行うことで、訪問者にとって有益なサイトに育っていきます。こうした継続的な取り組みは、SEO(検索エンジン最適化)の観点からも非常に効果的です。サイトが検索エンジンから高く評価されるようになり、より多くの見込み客に発見されやすくなります。
また、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを使えば、「どのページがよく見られているか」「どんなキーワードで訪問されているか」「問い合わせ前にどのような行動があったか」などの詳しいデータを確認できます。
このようなデータをもとに、仮説を立てて(Plan)、実際に試してみて(Do)、結果を検証し(Check)、改善を加えていく(Action)――つまり、PDCAサイクルを回すことで、ホームページの成果を継続的に向上させることができます。

2. ホームページを「守る」(守りの運用)
一方で“守る”とは、ホームページを安全に保ち、常に安定して運用できるよう管理していくことです。とくに、WordPressのようなCMSを使っているサイトでは、この「守り」の運用がとても重要になります。
【WordPressの重要ポイント③】なぜアップデートが欠かせないのか?
WordPressの本体やプラグインは、機能の改善やセキュリティ強化のために、定期的にアップデートが行われています。このアップデートをしっかり行うことが、ホームページの安全性を保つ上で非常に大切です。
もしアップデートを怠って古い状態のまま放置してしまうと、セキュリティの脆弱性を突かれてサイトが改ざんされたり、最悪の場合は顧客情報の漏えいといった重大なトラブルを招くこともあります。これは企業の信頼を大きく損なうリスクにもなりかねません。
ただし、アップデートには専門知識が必要な場合も多く、安易に行うと「ページが表示されなくなった」「レイアウトが崩れた」といった不具合が発生することもあります。そのため、制作会社が提供する保守・管理サービスなどを活用し、専門家による定期的なメンテナンスを受けることが、安全で確実な方法と言えるでしょう。
正しい進め方とWordPressを熟知したパートナーが成果への鍵

本記事では、成果の出るWordPressホームページ制作の「進め方」を、準備・制作・運用の3つのフェーズに分けて解説してきました。
お分かりいただけたように、「成果の出るホームページ」とは、単にデザインが優れた制作物ではありません。明確なビジネス上の「目的」に基づいた戦略的な「準備」があり、専門知識を持ったパートナーとの緊密な「制作」プロセスを経て、公開後も継続的に「運用」されていく、生きたホームページです。
そして、その全てのステップにおいて、貴社のビジネスとWordPressの両方を深く理解した、信頼できるパートナーの存在が不可欠となります。
私たちネクストページは、神戸の地元企業を中心に、これまで数多くのサイトを手がけてきました。デザイン性・機能性に優れ、有益なコンテンツを提供するだけでなく、お客様の目標を達成できるホームページ作りに日々取り組んでいます。
お客様のビジネスを深く理解する準備フェーズから、WordPressの専門知識を駆使した安全なサイト構築、そして公開後の成果を見据えた運用・保守サポートまで、一貫してお任せいただけます。
「自社の課題を解決するホームページを作りたい」 「何から相談すれば良いか分からない」
そんなお悩みをお持ちの方は、どうぞお気軽にご相談ください。「貴社に本当に必要なホームページ」をご提案させていただきます。




