
クリニック・病院のホームページ、そのポテンシャルを最大限に引き出せていますか?
「もっと多くの患者さんに当院の医療を届けたい」
「理念に共感し、一緒に成長してくれる仲間と出会いたい」
これは、多くのクリニックや病院の経営者が抱く共通の思いではないでしょうか。日々の診療に追われる中で、どうやって患者さんを増やしていくか、そしてどうやってスタッフを採用していくか──この二つの大きな課題に悩まれている方も少なくないと思います。
そして実際には、「集患」と「採用」は別々の問題として扱われがちです。けれども私たちは、この二つは切り離せない関係だと考えています。十分なスタッフがいなければ患者さんを受け入れられませんし、安定した集患がなければスタッフの雇用や働きやすい環境を守ることも難しくなります。
では、この複雑に絡み合った課題をどう解決していけばいいのか。
その答えのひとつが、実は「ホームページ」にあります。
これからのホームページは、ただ患者さんを集めるためのツールではありません。未来の患者さんと、未来の仲間となるスタッフ、両方から選ばれるための大切な戦略拠点になるのです。
この記事では、多くの医療機関のWeb戦略を支援してきた専門家の立場から、集患と採用を同時に成功させるための「7つの秘訣」を分かりやすく解説します。
なぜ今、ホームページが「集患」と「採用」の鍵を握るのか?
では、なぜ一つのホームページが「集患」と「採用」という二つの異なる目的達成の鍵となるのでしょうか。それは、患者さんと求職者の双方にとって、ホームページが「意思決定の前に必ず訪れる場所」だからです。
集患面:24時間稼働する「Web上の総合案内所」として、未来の患者さんを導く

体調に不安を感じた患者さんが、スマートフォンで「地域名+症状」を検索するのは、もはや当たり前の光景です。その検索結果からクリニック・病院のホームページを訪れた患者さんは、そこが「Web上の総合案内所」であるかのように、必要な情報を探します。
- 「どんな先生が診てくれるんだろう?」(→医師紹介ページ)
- 「院内の雰囲気は清潔で安心できるかな?」(→院内写真)
- 「自分の症状に合った治療はしている?」(→診療案内)
- 「仕事帰りでも間に合う時間は?」(→診療時間・アクセス)
これらの情報が分かりやすく整理され、患者さんの不安に先回りして応えることができれば、「このクリニックなら安心して相談できそうだ」という信頼感が生まれ、来院という次のアクションに繋がります。
採用面:理念や働く環境の魅力を伝える「オンライン採用説明会」として、未来の仲間を集める

優秀な医師や看護師、医療スタッフを採用する場面でも、ホームページの役割は絶大です。
求職者は、求人情報ホームページでクリニック・病院の名前を知った後、給与や待遇といった条件だけでなく、「どんな理念を掲げているのか」「どんなスタッフが働いているのか」「スキルアップできる環境か」といった、より本質的な情報を求めて必ず公式ホームページを訪れます。
ホームページに、院長の想いやビジョン、先輩スタッフの生き生きと働くインタビュー、研修制度や福利厚生といった情報が充実していれば、それはまさに「オンライン採用説明会」として機能します。
求職者はそこで働く自分の姿を具体的にイメージでき、共感を抱いた意欲の高い人材からの応募が集まりやすくなります。これは、採用後のミスマッチを防ぎ、長く組織に貢献してくれる人材を確保することにも繋がる、非常に効果的な採用ブランディングとなります。
集患・採用を成功させるホームページ制作 7つの秘訣
ホームページで「集患」と「採用」の二つの目標を達成するために、制作段階で絶対に押さえておくべき7つの秘訣を、具体的なアクションと共に解説します。
秘訣1:【戦略の要】目的とターゲットを明確に定める
ホームページ制作を成功させるための第一歩であり、最も重要なのが「目的とターゲットの明確化」です。誰に、何を伝え、どうなってほしいのか。ここが曖昧なままでは、どんなに美しいデザインのホームページを作っても、誰の心にも響かないものになってしまいます。
- 集患面: 例えば、地域にお住まいのファミリー層を対象とする「かかりつけ医」を目指すクリニックと、最先端の専門治療で遠方からの来院も促したい専門病院とでは、伝えるべきメッセージのトーンや内容は全く異なります。ターゲットを選定することで、情報発信の軸が定まり、メッセージが研ぎ澄まされます。
- 採用面: 採用においても同様です。経験豊富な即戦力の医師を求めているのか、あるいは、これから成長していく新卒の看護師を育てたいのか。ターゲットによって、アピールすべき魅力(高度な医療に携われる環境、充実した研修制度、良好な人間関係など)は変わってきます。
まず初めに、「患者さん」と「求職者」それぞれの具体的な人物像(ペルソナ)を描き出すことから始めましょう。
秘訣2:【情報設計】ターゲットの「知りたい」に120%応えるコンテンツ

ターゲットが定まったら、次はその人たちが「本当に知りたい」と思っている情報を、分かりやすく網羅的に提供するためのコンテンツを企画します。
- 対患者さんコンテンツの例:
- 診療までの流れ: 初めて来院する患者さんの不安を解消するため、「受付→問診→診察→会計」といった診療までの流れを、誰にでもわかるように図やイラストを交えて解説します。
- 担当医表: 「いつ、どの先生が診察しているのか」は患者さんにとって極めて重要な情報です。カレンダー形式で分かりやすく、かつ更新しやすい担当医表を用意しましょう。
- 詳細な診療案内: 対応可能な疾患や治療法について、専門用語を避け、分かりやすい言葉で丁寧に説明します。
- 医師・スタッフ紹介: 経歴だけでなく、人柄が伝わる写真やメッセージを掲載し、親近感と安心感を与えます。
- 対求職者コンテンツの例:
- 採用特設ページ: 求める人物像、理事長や院長からのメッセージを熱く語り、共感を呼びます。
- スタッフインタビュー: 実際に働くスタッフの声を通じて、仕事のやりがいや職場のリアルな雰囲気を伝えます。
キャリアパス・研修制度: 入職後にどのように成長できるのかを具体的に示し、働くことへの期待感を高めます。
秘訣3:【信頼の礎】誰一人取り残さないデザインとアクセシビリティ
デザインは、単なる「見た目の美しさ」ではありません。特に医療機関のホームページにおいては、清潔感・専門性・安心感を伝え、信頼性を構築するための重要な機能です。
そして、その信頼性をさらに高める上で不可欠なのが「ウェブアクセシビリティへの配慮」です。これは、高齢者や障がいを持つ方など、心身の機能に制約がある人でも、ホームページの情報を問題なく取得・利用できるようにするための設計思想です。
例えば、「文字サイズの変更機能」や「音声読み上げソフトへの対応」、「色のコントラストへの配慮」などが挙げられます。公的機関である医療機関にとって、ウェブアクセシビリティを確保することは、JIS規格(JIS X 8341-3)などにも示されている社会的責務の一つと言えます。誰一人取り残さない姿勢を示すことが、結果として全てのユーザーからの信頼に繋がります。
秘訣4:【機会損失を防ぐ】スマートフォンでの快適な閲覧

今や、患者さんも求職者も、情報の第一接触点はほとんどがスマートフォンです。通勤電車の中、昼休み、就寝前のベッドの中など、あらゆる場面でスマホから情報を探しています。
もしホームページがパソコンでしか正常に表示されない場合、それはWeb上に存在しないこととほぼ同義です。文字が小さすぎて読めない、ボタンが押しにくいといったストレスを感じたユーザーは、瞬時に離脱し、二度と戻ってきてくれません。
あらゆるデバイスの画面サイズに応じて表示が最適化される「レスポンシブデザイン」は、もはや「配慮」ではなく「必須要件」です。
秘訣5:【運用の肝】院内で迅速に情報発信できる仕組み(CMS)
ホームページは作って終わりではありません。常に最新の情報を発信し続けることで、その価値を維持・向上させることができます。そこで重要になるのが、専門知識がなくても院内で簡単に情報を更新できるCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の導入です。
- 「緊急・重要なお知らせ」表示機能: 感染症の流行に伴う診療時間の変更や、臨時の休診案内など、緊急性の高い情報を、専門業者に依頼することなく、院内のスタッフが即座にトップページなどの目立つ場所に掲載できる機能は不可欠です。
- ブログ・コラム更新: 健康に関する役立つ情報を定期的に発信することで、地域の頼れる医療機関としてのブランディングに繋がります。
- 担当医表や各種情報の更新: 医師の異動に伴う担当医表の更新や、新しい治療法の導入案内などを、タイムリーに行うことができます。
CMSを導入することで、外部に更新を依頼する手間とコストを削減し、情報発信のスピードと質を飛躍的に高めることが可能です。
クリニック・病院ホームページにおすすめのCMS
①WebRelease2

数百〜数千ページに及ぶ大量のページを保有する大規模な総合病院のホームページに特におすすめです。
大量のページを管理してもサクサク動く管理画面や、セキュリティに強いことが特徴です。
②STUDIO

10ページ程度の小規模なクリニック・病院のホームページであればSTUDIOがおすすめです。自分たちでWebサーバーを管理しなくてよいのでセキュリティ面で安心。コードを書かずにホームページを制作できるツールなので、低予算での制作が可能です。
秘訣6:【集客のエンジン】見つけてもらうためのSEO・MEO対策

どれだけ素晴らしいホームページを作っても、それが検索結果に表示されなければ、誰にも見つけてもらうことはできません。そこで不可欠なのが、Web上で「見つけてもらう」ための技術、SEO対策とMEO対策です。
SEO対策:ホームページ本体の信頼性と情報価値を高める
SEO(検索エンジン最適化)は、GoogleやYahoo!といった検索エンジンで、特定のキーワードで検索された際に、ホームページを上位に表示させるための対策です。ホームページの構造を整え、質の高いコンテンツを充実させることで、検索エンジンから「ユーザーにとって価値のある、信頼できるホームページだ」と評価されることを目指します。
- SEO: 「〇〇市 内科」「△△駅 耳鼻咽喉科」といった「地域名+診療科目」のキーワードが中心です。今まさにクリニック・病院を探している潜在層を効率的に集客できます。
MEO対策:Googleマップで「一番近くの頼れる医院」になる

MEO(マップエンジン最適化)とは、一言で言えば「Googleマップ向けの対策」のことです。
スマートフォンで「近くの小児科」と検索した際、検索結果の上部に地図と3つほどのクリニックが表示されるのを見たことがありませんか? あの最も目立つ場所に自院を表示させ、選ばれる確率を飛躍的に高めるのがMEOです。
MEOの核となるのが「Googleビジネスプロフィール」という無料ツールを、いかに充実させ、積極的に運用するかにかかっています。
- 正確な情報登録: 院名、住所、電話番号、診療時間、ウェブホームページURLを正確に登録します。
- 写真の充実: 外観や院内、スタッフの写真を多数掲載し、来院前の不安を和らげます。
- 口コミへの返信: 投稿された口コミに、一つひとつ丁寧に返信することで、患者さんと真摯に向き合う姿勢が伝わり、信頼性が向上します。
- 最新情報の投稿: 「インフルエンザ予防接種のお知らせ」など、最新情報を定期的に発信します。
SEOとMEOは連携させることで最大の効果を発揮します。ホームページ(SEO)で専門性や信頼性を伝え、Googleマップ(MEO)で地域における発見性を高める。この2つをしっかりと対策することで、Webからの集患・採用の機会を最大化できます。
秘訣7:【信用の防波堤】患者と応募者の個人情報を守るセキュリティ
最後に、見落とされがちですが最も重要なのがセキュリティ対策です。医療機関のホームページは、お問い合わせフォームやオンライン予約、求人応募フォームなどを通じて、患者さんや応募者の氏名、連絡先、場合によっては病状といった極めて機密性の高い個人情報を取り扱います。
通信を暗号化するSSL化はもはや最低限の対策です。それに加え、不正アクセスや改ざん、情報漏洩などを防ぐためのサーバーレベルでの堅牢なセキュリティ対策が不可欠です。
もし情報漏洩のような事態が起これば、損害賠償の問題にとどまらず、地域社会からの信頼そのものを大きく損なう恐れがあります。患者さんや応募者の大切な情報を守り抜くことが必要です。
【必須知識】医療広告ガイドラインの注意点

ホームページを公開・運用する上で、必ず遵守しなければならない法律があります。これらを知らずにいると、意図せず法律違反を犯してしまうリスクも。信頼できる医療機関として、正しい知識を身につけておきましょう。
- 医療広告ガイドライン(厚生労働省) 患者さんを対象とする情報発信において、最も重要なルールです。患者さんが不利益を被らないよう、客観的で正確な情報提供が求められます。特に、以下のような表現は厳しく制限されています。
- Before/After写真の掲載
- 「最高の治療」「絶対安全」といった誇大な表現
- 未承認の医薬品や治療法の紹介
- 著名人が推薦しているかのような表現
医療広告ガイドラインを遵守することは、コンプライアンス意識の高さを示すことにも繋がり、患者さんや求職者からの信頼をより強固なものにします。
制作会社の選び方:「集患」と「採用」両方に強いパートナーを見極める

7つの秘訣を実践し、成果の出るホームページを制作するには、信頼できるパートナーである制作会社の存在が不可欠です。価格だけで選ぶのではなく、以下のポイントを総合的に判断し、未来を託せるパートナーを見極めましょう。
- 医療業界の制作実績は豊富か? 医療業界特有の事情や、医療広告ガイドラインへの深い理解があるかは、最も重要な判断基準です。
- 「集患」と「採用」、両方のホームページ構築実績があるか? 集患ホームページと採用ホームページでは、ターゲットも訴求方法も異なります。両方の課題解決を支援した実績がある会社なら、より戦略的な提案が期待できます。
- 企画から運用まで伴走するサポート体制があるか? 作りっぱなしではなく、公開後の成果を見据え、戦略立案の段階から親身に相談に乗ってくれるかが重要です。専任のディレクターが伴走してくれるような会社であれば、安心して任せることができるでしょう。
- セキュリティや法律に関する知識は十分か? 本記事で解説したような、セキュリティ対策や関連法規について、専門家として的確なアドバイスと実装ができる会社を選びましょう。
- 中〜大規模ホームページ(病院)の構築経験はあるか? 特にページ数が多くなる病院のホームページでは、複雑な情報設計や高度なCMS構築スキルが求められます。大規模ホームページの実績は、その会社の技術力とプロジェクト管理能力の証明になります。
初期費用が安くても、成果が出なければ意味がありません。長期的な視点で、成長に貢献してくれるパートナーを選ぶことが、結果的に最も費用対効果の高い投資となります。
ネクストページのクリニック・病院ホームページ制作実績
横浜市立大学附属病院・市民総合医療センター

横浜市立大学附属病院様、市民総合医療センター様の2サイトを同時リニューアルいたしました。
コンテンツや仕様は2サイト共通とし、2色展開で構築しています。
「初診患者数および3次医療圏からの初診患者数の増加」をリニューアルのテーマに掲げ、
2病院でしか行っていない治療法や診療実績、医師紹介、医療関係者の方への情報など、充実したコンテンツ設計に力を入れました。
藤田医科大学 病院群 看護部

藤田医科大学病院、藤田医科大学 ばんたね病院、藤田医科大学 七栗記念病院、藤田医科大学 岡崎医療センターの4拠点の看護部をまとめたポータルサイトをリニューアルいたしました。
看護師を目指す学生がターゲットとする中、藤田らしさを残しつつも、幅広い求職者に訴求するため「やさしさ、親しみやすさ」を感じるデザインにしています。
患者さんからも、未来の仲間からも選ばれるクリニック・病院へ
本記事では、クリニック・病院のホームページで「集患」と「採用」を成功させるための7つの秘訣を解説してきました。
ホームページはもはや、単なる「施設の案内板」ではありません。それは、未来の患者さんが最初に訪れる「信頼の入り口」であり、未来の仲間が共に働く夢を見る「対話の窓口」です。
この重要な戦略拠点を構築し、最大限に活用することが、これからのクリニック・病院経営の持続的な成長を支える基盤となります。
「何から手をつければいいか分からない」 「集患と採用、両方の課題を一度に相談したい」 「私たちの想いを形にしてくれるパートナーを探している」
もし、このようにお考えでしたら、ぜひ一度私たちネクストページにご相談ください。 私たちは、専任のディレクターがお客様一人ひとりに寄り添い、戦略立案からデザイン、CMS構築、そして公開後の運用サポートまで、ワンストップで伴走します。クリニック様から大規模な病院様まで、豊富な実績と確かな技術力で、クリニック・病院が抱える課題を解決に導きます。
まずはお気軽にお問い合わせフォームより、無料相談をお申し込みください。




