こんにちは。デザイナーの金井です。
またまたインクジェットプリンタで、いろいろな紙にイラストを印刷してみました。
前回は画材屋さんで適当に紙を選びましたが、今回はちゃんと紙の専門店に行き、インクジェットプリンタ用の紙を購入してきました!
専門店に行くと、当然ですが紙の種類が豊富なので選択肢が広がりますね。
ではでは今回も比較していきたいと思います!
1枚目 コットンライフS スノー
コットンライフSとは
コットン調のエンボス柄を施したファンシーペーパーです。木綿のような見た目をしています。
印刷結果
コットンのような繊維がつまった凹凸のある表面に絵が印刷されるので、まるで布に印刷されたような味わいがあります。
詩集や文学系の本の表紙に使いたいです。色もしっかりのっており、とても綺麗に印刷されました。
2枚目 OKサンドカラー ホワイト
OKサンドカラーとは
砂を散りばめたような見た目をしているファンシーペーパーです。
印刷結果
散りばめられた粒の上にイラストが印刷されるため、グランジ感のある仕上がりになりました! 面白いです!
今回のイラストにはあまり合っていませんが、古い雰囲気を出したい絵や無機物のイラストにとても合いそうです。
3枚目 レザック66 白
レザック66とは
「レザック」という言葉はレザー+ライク(皮によく似た)の合成語です。
レザック66はカーフ(孔牛の皮)のようなテクスチャーが施されたエンボスペーパーです。
印刷結果
紙の見た目は面白いのですが、黒色でベタ塗りしている部分がにじんでしまいました。
黒を多用していないイラストなら、もっと綺麗に印刷できるかもしれないです。名前のとおり皮に似た見た目をしている紙なので、高級感・特別感を出したいときに使用すると良さそうです。
4枚目 ファーストヴィンテージ オーク
ファーストヴィンテージとは
針葉樹の未晒パルプと広葉樹の晒パルプ配合の原紙をベースとしたカラークラフトペーパーです。
印刷結果
紙がオーク色のため、イラストの色は大幅にかわりますが、その予測できない感じが楽しいです。
イラストに年代物のような色合いが出て、イラストのクオリティが上がったような気がします。
5枚目 ミランダ スノーホワイト
ミランダとは
紙の表面に3色のガラスフレークが散りばめられたキラキラとした見た目が特徴的なファンシーペーパーです。
印刷結果
イラストに光をあてるとキラキラと光ってとても綺麗です。黒色の部分がにじんでしまったので、もっと白字を生かしたイラストの方が良さそうです。
6枚目 玉しきあられ
玉しきあられとは
水玉模様の入った和風のファインペーパーです。
印刷結果
光に透かすと見える水玉模様がとてもかわいいです。可愛い絵柄のイラストにはとても合うと思います。
主張しすぎないさりげない特別感が素敵です。
7枚目 江戸小染 うろこ
江戸小染 うろことは
うろこのパターンが入った和風のエンボスペーパーです。
印刷結果
イラストにうろこ型の凹凸ができ、見た目がとても面白いです。
特徴的な紙に印刷すると、紙の魅力が大きいためイラストの魅力が多少足りなくても、補ってくれる感じがします…。ありがたい。
まとめ
やはり、紙の専門店で購入した紙は違いますね…! 見たことない紙がたくさんあって、選ぶ時もとても楽しいです。
印刷する紙によってイラストの見栄えが大きく左右されることもあるので、印刷用紙の大切さを改めて実感しました。
ちなみに今回私は大阪にあるmukkuという紙の専門店に行きました。A4サイズの特殊用紙も売っていて、気軽に購入することができるので、興味のある方はぜひ行ってみてください!
それでは!