ネクストページでは神戸事務所と東京浅草事務所の打ち合わせにSkypeを使っています。
距離を気にせず打ち合わせができ、とても便利ですが、5人以上になると、カメラに入りきらない人が出てきます。
ネクストページにはシャイな人が多く、3人ぐらいでもにカメラに映らないようにする人もいます。
これまで使っていたMicrosoftのウェブカメラ、LifeCam Studioはとても高性能ですが、視野角は75°。
打ち合わせは、顔が見えている方が圧倒的に話しやすいので、広角のウェブカメラを導入することにしました。
高性能なものを追求すればキリがありません。今回はSkype専用ということで割り切り、安いものを探しました。
BUFFARO BSW180ABKは、2つのレンズを使って視野角180°。2013年発売でロングセラー。値段も5,000円を切っていて安い。Skypeの特殊なバージョン(後述)なら使えるようなので、早速購入してみました。
パソコンとの設定
マニュアルによると、Windows標準のドライバーで動くとのことなので、Skype用の古いWindowsマシン(Windows VISTA 32bit)に接続してみました。
ところが、ドライバーのインストールがうまくいかず、製品添付のCDを要求されてしまいます。
ここで、かなり時間がかかりましたが、私の場合「INFCACHE.1」を削除するとうまく認識されました。
Skypeの設定
最新版のSkype for Windowsデスクトップで、簡単に認識します。
ビデオ通話してみると、自分のプレビューはしっかりワイドで表示されます。
ところが、相手のパソコンでは、4:3で切り取られた視野角の狭い映像が表示されます。Skypeの設定を見てみましたが、アスペクト比を変える項目がありません。
映像がうまく映らない場合は、特殊なバージョンのSkypeを使うようマニュアルに記載があるので、指定されたURLへアクセスします。
ところが…
現在、この特殊なバージョンとやらは公開終了していて利用できません。
ManyCam(メニカム)の導入
このソフトはカメラの映像をリアルタイムで加工して、別のソフトに流せる機能があります。ピクチャ・イン・ピクチャの機能があり、ニコ動のゲーム実況中継などに利用されるようです。
今回はこのアプリで、BSW180ABKの1280x480ピクセルの画像を、Skypeで利用できる4:3または16:9に加工します。
使うのはこの機能だけなので、フリー版で十分かと思いきや、フリー版で利用できる解像度は4:3だけ。4:3で実験してみると、通信相手のPCにワイドな映像を送ることができました。
Skypeは16:9のアスペクト比も使えるので、思い切ってManyCam Proを購入。
設定を720Pにすると、相手のパソコンが16:9なら、画面幅いっぱいで通信できるようになります。
BSW180ABKは緑が強いので、ManyCamの色設定を調整して、できるだけ自然に見えるようにしてみました。
BSW180ABK導入時はManyCam(メニカム)が必須か
- BSW180ABK 5,000円弱
- ManyCam Pro 6,500円強(49ドル)
ソフトの方が高いのが気になりますが、そもそもBSW180ABKが安すぎるように思います。
BSW180ABKの定価は13,400円となっているので、お買い得ではないでしょうか。
というわけで、計1万円ちょっとで、超広角のSkype環境を構築できました。