手作り雑貨をフリーマーケットで販売しよう。応募~作品制作~販売まで。

田村作品

みなさん。オリジナル雑貨を作っていますか?
僕は作っています!そして、作った作品をフリーマーケットで販売したりしています。
自分が作った作品をお客さんが喜んで身に着けている姿を見ると、嬉しい気持ちになりますね。

近年、オリジナル雑貨は、手ごろに作ることができるようにりました。
関連書籍もたくさん販売され、作り方を紹介しているWebサイトも多々あります。
画材屋はもちろん、100円ショップにもオリジナル作品制作用の充実した画材が陳列されています。
興味がある方は是非チャレンジしてみてください。

今回はフリーマーケットへ参加する時の手順や注意点を紹介したいと思います。
これからオリジナル雑貨などをフリーマーケットで販売したいとお考えの方に参考になればと思います。

フリーマーケットを探そう!

minneCreemaなどハンドメイド・マーケットは便利でとてもお手ごろです。しかし、フリーマーケットなら作品を手に取ったお客様の笑顔が見れたり、生の声を聴くことができます。手数料も出展料以外は必要ありません。やっぱりフリーマーケットのほうが楽しい!そこで、まずは、出店できるフリーマーケットを探してみましょう!

関西でおすすめのフリーマーケット

OSAKAアート&てづくりバザール

2009年から20回以上の開催実績を誇る、関西最大級のハンドメイドイベント。
同イベントは神戸でも開催されています!

ロハスフェスタ

大阪の万博公園で開催される大規模フリーマーケットです。

堺アート・ワールド

私も毎年参加させていただいているフリーマーケットです。作品のスキルもそこそこ高く、来場者数も程よく多い。ライブペインティングなどもできるので、アート系の方にはおすすめです。

百万遍さんの手づくり市

京都の知恩院で毎月15日に開催されている手作り市。他府県から駆け付けるお客さんも多く、来場者数も期待できます。

森のてづくり市

手作り作品(食品)のみがそろった人気の手作り市。世界遺産下賀茂神社糺の森で開催されるので、雰囲気も最高です。

ポイント
気になるフリーマーケットに是非一度足を運んでください。主催者の意向によって集まっているアーティストや作品の雰囲気も異なります。高いレベルで勝負! ゆるーく気軽に! ここなら! と思うフリーマーケットを見つけることも大切な要素です。

応募しよう!

出展したいフリーマーケットが見つかれば応募しましょう。
フリーマーケットによってルールが異なりますので募集内容をしっかり確認するようにしてください。
作品集提出が必要な場合は、気合を入れてポートフォリオを制作し、主催者を魅了しましょう。
出展料は5,000円~10,000円程度が相場です。

ポイント
フリーマーケットによって机や椅子のレンタルを受けつけている場合もあるので、必要な場合は忘れず依頼してください。

作品を作ろう!!

オリジナリティーは最も大切ですが、お客さんに喜んでもらえる作品を作りましょう!
どのような作品でも闇雲に作ることは、あまりお勧めできません。
出店するフリーマーケットの趣向や、来場する客層、流行などを意識して作ることをお勧めします。

ポイント
いくらハンドメイドといっても”素人感”丸出しだと目の肥えたお客さんを魅了することはできません。
少し拘ったラッピングで商品をうまく演出してあげてください。
ちょっとした工夫で商品をより魅力的に見せることができます。

展示方法を考えよう

展示例
事前に運営から送られてくるブースの図面は必ず確認しましょう。壁の有無、机の大きさなどを確認して展示方法を考えてください。スペースの中でいかに魅力的な店舗を作ることができるかで、売り上げも大きく変わってきます。こだわりのある素敵なお店を作ってください。

ポイント
壁を使って展示する場合は、何で絵や作品を壁に吊るすことができるかを確認してください。釘が打てない、壁が剥がれてはいけないなど会場の環境も事前に確認し、適応した展示方法を考えてください。机はむき出しだと雑に見えるので、大きな布で覆うとよいでしょう。派手なデザインの布だと商品が目立たないので、無地のものがおすすめです。

商品の価格は慎重に!

長く作家活動を続けるためにも価格設定は重要です。作品1個作るのに、どの程度費用がかかっているのかを意識しないと、どれだけ売れてもも赤字になってしまいます。赤字続きだと作家活動を維持することができせん。自分に自信を持って、売り上げが立つ価格をつけるようにしてください。

ポイント
商品には、シールなどで1個1個に価格を貼っておくと便利です。
価格シール例
当日は商談や接客で忙しく、販売個数などをノートに書き込む時間が取れない場合もあります。販売時に価格の書かれたシールを外してノートなどに貼っておけば、後で売り上げを漏れなく確認することができます。商品別に色分けされたシールを用意しておくとより便利ですよ。

事前に準備するもの

・お釣り

620円、560円など10円刻みの商品がある場合は、
10円や50円を多めに用意するなど価格設定に応じてお釣りを用意してください。
規模や商品数にもよりますが、総額10,000円~20,000円程度を各紙幣、各硬貨で用意しておくとよいでしょう。
300円の商品を10,000円で購入されるお客様もいますので、対応できるようにしておきましょう。

・袋

ご購入いただいた商品を入れる袋も用意してください。
商品のサイズを意識した袋を用意するようにしてください。
おしゃれな紙袋も良いですが、雨の日のことを想定したビニール袋も案外使えます。

・名刺・ノベルティー・DMなど

お客さんとの出会いは、作家にとって大切な機会です。
特にご購入いただいたお客様はファンになっていただけるチャンスです。
名刺は必須。商品と一緒に渡すようにしてください。
個展やグループ展の案内、Lineスタンプの告知などがある場合はチラシやDMなども添えてください。
また、オリジナルシールなど低コストのノベルティーを用意しておくことも効果的です。

・服装

実は洋服はとても大切。売り上げに多少影響も出てきます。
オリジナル雑貨のフリーマーケットの時は、作家の印象が作品の良し悪しに影響します。
極力お洒落をして参加するようにしてください。
ただしやり過ぎは厳禁。親しみが持てる、ほど良いお洒落で挑みましょう。

・工具等

ハンマー、ペンチ、ピン、押しピンなど設営に必要な工具は必須です。
紙とマジックなども準備しておいてください。もしもの時に大活躍します。
壁を利用する場合はメジャーがあると、よりきれいな展示ができます!

当日

いよいよ当日。集合時間に送れないように会場に行きましょう。
他の出展者に迷惑をかけないよう、設営は手際よく済ませてください。
壁を利用する場合は裏面に他の出展者がいる場合もあるので、
ハンマーを使う時などは特に注意してください!

他の先輩出展者とも積極的にコミュニケーションを取りましょう。
仲良くなると設営方法、価格設定、作品制作のコツなど為になる情報を教えてくれる場合もあります。

開場後は、お客さんとのコミュニケーションを楽しみながらも、
売れ行きやお客さんの流れを観察し、展示方法を臨機応変に調整しながら営業してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
誰でも簡単に参加できるフリーマーケット。
比較的安い価格で作品を展示することができるので、
個展やグループ展よりもハードルは低いです。

特にオリジナル雑貨を作っている方は、ぜひ挑戦してみてください!