N3150で省電力な会議用パソコンを組みました。

N3150の会議用パソコン

こんにちは。かつては周辺機器メーカーでメモリ対応表を作っていた藤中です。

さて、今回、会議用パソコンを組み立ててみることにします。

会議用パソコンの条件

  • SkypeとOfficeがストレスなく動く程度のスペック
  • 会議の時しか使わないので安く
  • 余っているパーツを有効活用

別に省電力でなくてもよかったのですが、結果的にかなり省電力なマシンになっています。

パーツの選定

用意したパーツ

さて、購入したのは以下の2つだけ。計2万5千円前後でしょうか。

  • ASRock N3150-ITX(マザーボード)
  • Windows 10 Home

ASRock N3150-ITXには、N3150というQuad CoreのCPUに、HDMIなどの基本的なインターフェイスが標準装備。ベアボーンに近いマザーボードで、メモリ、ストレージ、電源、ケースを組み合わせればパソコンが出来上がります。しかも価格は1万円ちょっと! いい時代になったものです。
(タイミング的にN3150になりましたが、2016年7月現在なら、J3160というパワーアップしたものが同じ値段で買えます)

ASRockのマザーボードは2枚目ですが、起動した瞬間に出る画面が上品なこところがよい。安定性も今のところ問題を感じたことがありません。

元からあるパーツ。結構いいものが余っていました。

  • Mini-ITXのシンプルなケース
  • SFX電源(小さい電源)
  • DDR3メモリ 4GB(昔Mac miniから抜いたもの)
  • SSD 64GB

組み立て

特に難しいところはありません。ケースにマザーボードを取り付け、メモリやSSDを接続していきます。

マザーボード接続

小さなケースなので、電源を入れるととんでもないことに。

SFX電源を実装

気にせず蓋を被せる。無事立ち上がればねじ止めして完成。

Mini-ITXケース

Windows 10のパッケージはこんなにお洒落になっています。

Windows 10のお洒落なパッケージ

USBメモリでお洒落にインストール。

Windows 10のメディアはUSBメモリ

会社へ持ち込みました。なかなかの゛いでたち”。

N3150の会議用パソコン

「どや、いい感じやろ!」

と思いきや2週間で電源が昇天。現在こんなことになっております。

ATX電源を外付

ベンチマーク

私にはよくわかりませんが、載せておきます。

CrystalDiskMark結果

3DMARK結果

まとめ

手持ちのパーツがあれば格安

25,000円でQuad Core CPUのシステムが組めました。似たような価格で簡単なノートパソコンを買えますが、スペックは雲泥の差。Quad Core CPU、4GBメモリ、64GB SSDという、OA用途には十分なスペックのマシンが用意できました。

Windowsが高価

ローコストなシステムの場合、Windowsのコストが重すぎる。今回かけたコストの60%がWindows。限定的な用途のためのエディションが欲しいと思いました。

CPU一体型のマザーボードが素敵すぎる

世の中、とかくi7だXeonだのハイスペックなものに目が行きがちですが、オフィスワークのほとんどは、こういうロースペックなもので十分。ロースペックとはいえ、ネットの動画も普通に見れて、BDだって再生できるパワーがある。
Displayportで4K出力も可能。USB×8、PCI-Eのポートがあり、拡張性が凄い。iPadだけだとちょっと心もとない方。安くいろいろやりたい方にはとってもお勧めです。

パーツが余っていなければ、4~5万円くらいにはなるので、そこはご注意を。