みなさま、こんにちは。
デザイナーのましろです!
今回は、私が最近ハマっているポーリングアート(別称:フルイドアート)を紹介させていただきます!
ポーリングアートをしてみたいけど、何から始めれば良いかわからないという方の助けになれば良いなと思い、筆を執らせていただきました。
用意するもの。
初めに
手っ取り早く始めたい方には、必要なものが全て入っているフルセット商品をお勧めします。
ポーリングアート用の絵の具は、アクリル絵の具とポーリングメディウム、水、オイルなどを調合して作られています。
自分が作りたい作品に合わせて、粘度やオイルの量を調整しないといけないため、慣れないうちは自分で調合すること自体難しいかと思います。
上記のようなフルセット商品であれば、すでに調合済みの絵の具が入っているので、誰でもすぐにポーリングアートを始めることができます!
必要な道具
以下、8点の道具を揃えましょう。
①作業スペース用のフードテナー(段ボールで代用可能)
②ポーリングメディウム(フルセット商品をご購入の方は不要)
③アクリル絵の具(フルセット商品をご購入の方は不要)
④キャンバス
⑤ダルマ型画鋲
⑥紙コップ
⑦パテ(フルセット商品をご購入の方は不要)
⑧アイススティック(フルセット商品をご購入の方は不要)
作業前の準備。
1.絵の具を調合する
※フルセット商品をご購入の方は飛ばしてください。
準備するものは、アクリル絵の具、ポーリングメディウム、アイススティック、紙コップです。
まず、紙コップにアクリル絵の具、ポーリングメディウムを1:1で、各親指くらいの量を注ぎ、アイススティックでよくかき混ぜます。
ここで、粘度を調整するために水を入れることもありますが、まずは水なしで始めてみて、2回目以降に粘度の調整をしてみましょう!
最後に紙コップを少し折りましょう!
角を作ることでキャンバスに注ぎやすくなります!
ちなみに、ポーリングメディウムは絵の具同士の混ざりを防いでくれる性質を持っています!
2.キャンバスを準備する
上記で紹介したフルセット商品をご購入の方にも、キャンバスの購入をお勧めします!
フルセット商品にもキャンバスは入っていますが、2mm厚ととても薄く、ポーリングアートにはあまり向いていません。
というのも、キャンバスに厚みがないと乾かす際に困ることになります。
キャンバスを浮かせる
ポーリングアートは絵の具をキャンバス外に流すことで柄を作ります。
キャンバスの横や、裏にも絵の具がつくことがよくあるので、キャンバスを浮かして乾かす工夫をしなくてはなりません。
そこで、ダルマ型画鋲の出番です!
キャンバス裏の四隅に画鋲を刺しましょう。
地面との接点を減らすことで、乾かす際に地面とキャンバスがくっついてしまう事態を避けることができます。
そして、絵の具を流すためにキャンバスを持ち上げる際にも、キャンバス横についた絵の具に触れることなく、作業を進めることができます。
以上で作業前の準備が完了しました!
次はいよいよ、キャンバスに絵の具を流します!
キャンバスに絵の具を流し込む。
ポーリングアートには、さまざまな技法があります。
今回は「ダッチプアー」という技法で模様を作っていきます!
ダッチプアーとは?
息を吹きかけたり、ドライヤーで風を送ることで絵の具を吹き飛ばし模様を作る技法です!
ポーリングアートの技法の中でも比較的簡単に綺麗な模様を作りやすいので、初心者さんにお勧めです!
1.下地を作る
今回は、黒背景に白と赤の模様をつけていこうと思います!
キャンバスをフードテナー(段ボールで代用可)に黒の絵の具を垂らし、パテで伸ばします。
この時、キャンパスの横も黒で塗りつぶしておきましょう。
パテでうまく伸ばせない時は、筆を使ったり、指で伸ばしても良いです!
2.模様をつける
白と赤の絵の具をキャンバスに垂らします。
(以前使った絵の具が余っていたので、メタリックゴールドとメタリックバーガンディをアクセントカラーとして追加しました。
もちろん、赤と白だけでも十分綺麗にできます!)
ここからがダッチプアー技法の醍醐味!
白と赤の絵の具を息を吹きかけて伸ばします!
綺麗な模様を作るポイントは、絵の具を多く使わないことです。
少量の絵の具を薄く広げるイメージを持ちながらすると、綺麗な模様を作りやすくなります!
今回は絵の具を多く使い過ぎてしまったので何度かやり直しました…
3.乾燥
絵の具が垂れることがあるので、直接床には置かず、新聞紙や段ボールの上にキャンバスを置いて、1日以上乾燥させましょう!
キャンバスに乗っている絵の具が多いと、乾燥に2日以上かかる場合もあるので余裕を持って、乾燥時間は多めに取りましょう!
完成
よく乾燥させて、水っぽいテカリがなくなったら乾燥完了の合図です!
キャンバス裏の画鋲を取り除けば、ついに完成!
私は今回、5つの作品を作ってみました!
最後に。
私は形から入るタイプで、可能な範囲で良いものを揃える人間なので、少しお金をかけています。(総額15.000円ほどです)
「お金をかけずにポーリングアートを体験してみたい!」と言う方には、100均で道具を揃えることをお勧めします!
ポーリングアートでお金がかかるものは「ポーリングメディウム」と「アクリル絵の具」ですが、
ポーリングメディウムは洗濯糊で代用でき、アクリル絵の具も100均で売られているので、工夫次第で1000円ほどでポーリングアートを体験することができます!
お金をかけてもかけなくても、少し慣れれば簡単に綺麗な作品が作れるようになるので、ぜひポーリングアートに挑戦してみてください!