Photoshopのスクリプト参照を使用して、レイヤー名一括変更。

こんにちは。東條です! 

今回はPhotoshopの繰り返しの作業を効率化する「スクリプト参照」をご紹介します。
実はこのスクリプト参照を今まで使用したことがなかったのですが、最近実務で画像を約180枚作成するというお仕事の際に使用し、めちゃくちゃ時短に繋がりました。

この記事ではその実務内容に沿ってスクリプト参照のやり方をご紹介します。
それでは行きましょう!

今回のゴール

まず今回のゴールは下の画像のように、各レイヤーを「01.jpg」「02.jpg」とナンバリングして書き出す、ということがゴールです。

01.jpg、02.jpg、03.jpg、04.jpg、05.jpgと連番で画像が並んでいるフォルダ

STEP1

まずは対象となる画像をPhotoshopで読み込みます。
今回は5枚です。
読み込み時は当然、レイヤー名はルールが統一されておらずバラバラです。

読み込んだ5枚の画像のレイヤー名がバラバラということが分かるPhotoshopの編集画面

STEP2

続いてこの記事の一番重要なスクリプト作成です。
スクリプトは自分で作るのは大変なので、ChatGPTに下記プロンプトを入力します。
「以下の条件でPhotoshopのスクリプトを作成していただきたいです。 
・各レイヤーに01.jpg、02.jpgとなるようにレイヤー名を振って欲しいです。」

すると下記画像のようにコードを生成してくれます。
これをVS Codeなどのエディターにコピーして、jsファイルなどで保存します。

ChatGPTで出力されたJSの記述

STEP3

さぁ、ここまできたらもうあと少しです。
Photoshopに戻ってきまして、左上のメニューバーから
「ファイル」>「スクリプト」>「参照……」
で先ほど保存したjsファイルを選択します。

そうするとバラバラだったレイヤー名が01.jpg、02.jpgなど連番になりました!
あとは画像アセット書き出しなどで書き出していただければ、下記画像のようにファイル名が連番に書き出されています。

Photoshopに読み込んだ5枚の画像のレイヤー名が01jpg、02.jpgと連番されていることが分かるPhotoshopの編集画面

感想

今回5枚の画像の書き出しだったので、「手作業でレイヤー名つけた方が早いじゃん!」と思った方もいるのではないでしょうか。
僕も数枚くらいの書き出しであれば、手作業でレイヤー名をつけるのは大賛成です。
ただ、冒頭でもお話しした通り180枚の画像の書き出しだったとしたら……
そこでやり方を工夫しないといけないなと思ったところに、今回ご紹介した「スクリプト参照」に辿り着いたわけです。

今はAIも使える時代なので、こういう機能を使うときにAIも積極的に活用し、これからも業務効率化できるようにしていきたいです。
この記事が皆さんの日々の業務の効率化の気づきになれば幸いです!