
先日社内でデザインフィードバックに関する研修を実施しました。
今回はその中でお話しした内容を、改めてブログとしてまとめておきたいと思います。
1. フィードバックを依頼するときに共有してほしいこと
まずは、フィードバックを依頼する側にぜひ意識してほしいポイントです。
① 何を見てもらいたいか
「どこを見てほしいのか」が明確だと、フィードバックの精度がぐっと上がります。
例)
- Figmaの場合:コメントを入れた上でURLを共有する
- XDなどの場合:「この画面のここです」とキャプチャを添えて伝える
チェックする側がデータを探す時間を取られない状態にできるととても良いです。
② いつまでに見てもらいたいか
期限もできるだけ具体的に伝えてもらえると助かります。
- 最終提出は○日
- ○日までに一度見てもらいたい
- ○日に修正して、もう一度確認してほしい
このように、逆算して伝えると見る側もいつ確認するか予定を立てられるので助かります。
③ 判断材料の共有
フィードバックをするためには、前提情報がとても重要です。
- 案件の与件
- 参考にしたサイトやデザイン
- 自分なりの方向性や意図
相手が理解するのに5分以上かからない状態で共有してもらえると、フィードバックする側はとても助かります。
2. フィードバック時に見ているところ
次に、私が実際にフィードバックをするときに見ているポイントです。
① 与件に沿っているか
まずは、クライアントの要望やレギュレーションを満たしているかを確認します。
- クライアントの要望通りになっているか
- ロゴやバナーサイズなど、各媒体のルールは守られているか
要望から少し外れたことをしたい場合でも、明確な意図があり、クライアントを説得できる理由があればOKだと考えています。
② 商品として提出できる、プロらしいデザインか
次に、「仕事として成立しているか」を見ます。
- 要素の優先順位が整理されているか
- グルーピングができているか
- フォント、行間、余白、カラーなどのルールが決まっていて、統一感があるか
この①②については、できるだけセルフチェックで解決していると助かります。
③ デザインとしていい感じか
最後に、「いい感じかどうか」を見ます。
これは少し感覚的な部分なので、次で詳しく書きます。
3. フィードバックするときに気にしていること
① デザインとしていい感じか
パッと見た瞬間の印象で、何か引っかかるところがあれば「何が足りないのか」を探しにいきます。
感覚的には、こんな分類です。
- ◎ めっちゃいい!
- ○ ええやん
- △ これでもいいけど…
- × これじゃない
- ? わからん~~
② いいところを具体的に伝える
フィードバックでは、良いところを具体的に言葉にすることも大切にしています。
「ここにこのイラストを置いたのが良かった」といった一言でも十分です。
それを繰り返すことで、少しずつ言葉の引き出しが増えていきます。
③「これでもいいけど…」「これじゃない」と感じたとき
- 「2. フィードバック時に見ているところ」の①②を満たしていない場合
→ そのまま修正点を伝えて修正してもらう - 上記①②は満たしているけど、「これじゃない」と感じた場合
→類似したデザインを探したり、コンセプトを再確認します。
自分でも手を動かしてどうしたらよりよいデザインに近づけるか探ったり、状況によってアプローチを変えています。
④「わからん~~」となったとき
一人で悩まず、他のデザイナーに相談しましょう。第三者の視点が一番の近道になることも多いです。
⑤ デザインの修正依頼と巻取りの判断
案件の予算やスケジュールを踏まえて、
- 余裕があれば修正依頼
- 厳しければ提出してもよい品質になる修正依頼、または巻取り
といった判断をしています。
おわりに
デザインのフィードバックは、「正解を当てること」ではなく、よりよいアウトプットに近づくための会話だと思っています。
今回の内容が、日々のデザインやフィードバックのやり取りの中で少しでも役に立てばうれしいです。






