運動嫌いでもトレッキングに行き、完走するしかなくなる10の方法

六甲山頂

こんにちは。
今週のブログ担当、デザイナーの西川です。

一日中パソコンの前に座り、更に飯は人前以上に平らげる。
そんな生活でぶくぶくと太っていく僕を見かねて、友人達に半強制的にトレッキングに連れて行かれました。
今回は、運動嫌いな僕がトレッキングに初挑戦し、六甲山を完走した方法をご紹介します。

準備編

正直運動などしたくもないですし、トレッキングなんてもってのほかです。
せっかくの休みの日は、できるだけ家でゴロゴロTVを見ながらポテチでも食べていたいです。
こんな僕のテンションを何とかしなければなりません。
まずは無理やり、トレッキングに行かなければいけない状況を作り上げました。

1.トレッキングに行くことを義務化してしまう。

どれだけ予定を立てたとしても、その気になれば当日ボイコットするのは可能です。
急にその日に仕事が入ったとでも、体調が悪くなったなど、いくらでも言い訳ができます。
今回はそれができないように以下のことを行いました。

  • 会社でブログを書くことにする
  • 僕をよく知っている友人たちに逃げられない状況を作ってもらう

会社で必要となれば、もはや仕事です。
仕事であれば、どれだけ嫌でもやらなければ穴を開けられないという恐怖がついてきます。
さらに、昔から自分のことをよく知っている友人に包囲されることで、逃げれない状況ができ上がりました。
もし仮病でも使おうものなら家の中に乗り込んできて連れて行かれるでしょう。

2.はじめは簡単なコースで、目標やゴールは細分化して明確にしておく。

初心者コースであれば、自分でもできそうな気がしてきます。
ゴールを予めいくつかの地点で細分化しておくことで、長い道のりでも短く感じることが出来ます。

3.高い靴や道具などを買って、使わなければもったいない状況にする。

最初だからといって、安価で適当な道具を買ってしまうと、結局飽きて行かなくなるは明らかです。
そのため、今回は少し値が張りますが、きちんとしたトレッキングシューズと道具を買いに行くことで、
少なくとも一回は使わなければもったいない状況と雰囲気を作り出しました。

4.当日を楽しみにして待つ。

嫌な日が迫っていると思うと逃げたくなるものです。
遠足前の小学生のように、まるで楽しいことが待っているかのように振る舞い続けることでモチベーションを保ちます。
実際に、「明日、楽しいトレッキングに行くんだ」と周りの人に言いふらしました。

実践編

今回のコースは六甲山から有馬温泉までを、

  • 芦屋川駅
  • 高座の滝
  • 吹雪岩
  • 雨ヶ峠
  • 六甲山山頂
  • 有馬温泉

の順で進んでいきます。
神戸周辺では、超定番なコースのようで、初心者でも安心して登れそうです。

5.景色を楽しみながら登る

高座の滝

高座の滝。まだまだ景色を見る余裕があります。

周りの景色を見ながらゆったりした気分で登りましょう。
たまには自然を見て目を休ませてあげることも重要です。

景色

登ってる途中の景色。真冬にもかかわらず既に汗だくです。

6.常に会話するように心がける。

岩肌の道

本当に初心者コースなのかと思うほどの急勾配。

無言で歩くよりも、世間話でもなんでもいいので、声を発しながら歩きましょう。
少しは疲れが紛れますし危険防止にもつながります。
何よりも心が折れることを防いでくれます。

崖のような道

ほとんど崖のような道を通りました。気をつけないと大怪我します。

7.恥ずかしい気持ちを一切脱ぎ捨てる

林道

完全に置いていかれています…

正直、普段運動をしていない人間からしたら、登りが続けば息も上がり、足も上がらなくなってきます。
後ろから登ってくる人には、恥ずかしいぐらい抜かれていきます。
しかし、運動不足な僕は“病人であるんだ”ぐらいの気持ちで登りました。

8.ときにはスパルタで登る

疲労困憊

何度も足が止まってしまいましたが、その度に激が飛んできます。

六甲山頂

山頂について完全に倒れこみました。残念ながらココがゴールではありません。

途中からは完全に足が止まることもしばしばあり、正直もう帰りたいと何度も思いました。
しかし、友人たちはそんな僕を励まして手を貸してくれる…
なんてことはなく、僕の前後で、一歩も止まることを許されないスパルタで進まされました。

凍った自販機

六甲山頂ともなると雪が降るので自販機が凍っていました。

9.一つ一つゴールを自分の中で作って登る

下り

登った後は下り。こちらの方が足に負担がかかります

いつまでも辿り着かないゴールを目指して歩き続けるのはあまりにも過酷なので、
僕は「階段の上」、「その前の看板」など、ゴールを自分の中で一つずつ決めて登りました。

10.時には嘘を交えながら進んでいく

「その階段上がったらゴールやで!」
「その岩が目的地の場所」
と言われてたどり着いたものの
「あ、ごめんここ違った」
「もう少し先やったわ~」
などという会話が幾度と無く交わされました。
その度に落胆しましたが、実際目の前にゴールがあるとなると足が動くものです。
しかし、やりすぎると力尽きるので注意です。

登山道出口

出口はわりと地味でしたが、達成感に溢れていました。

まとめ

最後の最後まで友人たちに助けてもらいながらのトレッキングでしたが、
やってみれば、一番達成感があったのは僕なんじゃないかと思います。
既に次回の予定も決められており、LINEにトレッキング部としてグループが組まれています。
悲しいことに屋久島や富士山登頂などと、友人たちの目標が高いようです。
このままだと命に関わりそうなので、普段から体力をつけてダイエットをしていこうと思います。