観劇初心者向け! 演劇を楽しむための豆知識

観劇初心者向け! 演劇を楽しむための豆知識

こんにちは、松井です。
突然ですが、皆さん演劇は好きでしょうか?
よくイメージされるのは文化祭の出し物やミュージカルでしょうか。
もしかしたら1度も見たことがないという方も多いかもしれません。

演劇にも様々な形態がありますが、リアルな人間がその場で演じる生の総合芸術であることは共通しています。
新しい趣味が欲しい方、この機会に演劇を観てみませんか?
今回は演劇にちょっと興味があるけどあまり詳しくない方向けに、演劇の魅力について語っていきたいと思います!

どうやって探したらいいの?

・近場でやっている公演を探す
演劇の公演は意外に色々な場所でやっています!
宝塚や劇団四季などの大きな舞台もいいですが、小劇場に足を運んでみるのもおすすめです。
公演情報をまとめているサイトなどで探すことができます。
私がよく使うのはCoRiciというサイトです。公演の検索と予約が同時にできるので便利です。
Corici

・お気に入りの劇団を探す
今はほとんどの劇団がTwitterなどのSNSをやっています。
公演の見どころや稽古風景などを発信している劇団が多いので、きっとお気に入りの劇団が見つかるはずです!

・オンライン配信を探す
過去公演をネットで配信している劇団もあります。
Youtubeはもちろん、演劇に特化した配信サービスもおすすめです。
有名なのは観劇三昧というサービスです。無料会員登録で全編視聴できる公演もあります。
観劇三昧

どこを観たらいいの?

いざ演劇を観るぞ! となっても、普段演劇を観ない方は舞台上で何が起こっているのかよく分からなかったな… となってしまうことが多いと思います。
舞台の楽しみ方は人それぞれですが、私が特に面白いと思うポイントを紹介します。

・役者編
演劇の一番の花形といえばやはり役者です。
ドラマや映画でも役者が演技をしますが、演劇のそれはドラマ・映画とは大きく異なります。
特徴の一つとして、ドラマや映画より演技がオーバーだと感じることが多くあります。
表情や体をめいいっぱいに使って表現するため最初は圧倒されるかもしれませんが、劇場内に役者の声が響く様子に感動すること間違いなしです。ぜひ最前列で観ましょう!!
また、演劇の特徴として、同じ役者が何役も演じたり、過去と現在・会話と独白などが入り乱れることがあります。舞台上であるが故の制約でもありますが、演劇の面白いポイントの一つです。
舞台上はとても自由な空間なんだということが役者の演技を通して実感できます。

・演出編
演技、照明、音響、舞台装置、小道具、衣装などを全部まとめているのが演出です。
同じ台本を使ったとしても演出によって舞台がガラッと変わるので、演劇を観る=演出を観ると言っても過言では無いほどです。
役者の立ち位置や音と光が入るタイミングなど、観客が無意識に感じているところまで細かく演出されていることが多いので、ふとした瞬間にそれに気づくと感動します。
また、私が特に好きなのが抽象的な舞台における演出です。
演劇は大きく分けて具象的な舞台と抽象的な舞台に分けられます。抽象的な舞台は、舞台装置などではっきりした場所(家、学校、駅など)が設定されておらず、衣装の自由度も高い傾向があります。
そんなある意味「どうとでも取れる」舞台上では演出の個性がはっきりと現れるので、演劇の面白さ・演出の面白さがギュッと詰まっていると思います。

最後に

最後に私のお気に入りの公演を紹介します。
長々と語ってしまいましたが、少しでも演劇に興味を持っていただけたら幸いです。
それではさようなら。

・柿喰う客『無差別』(2012年)
唄のような台詞回しが最高にかっこいい舞台。巧みな身体表現も必見です。

・約三十の嘘(2001年)
観劇三昧から視聴
詐欺師たちの騙し合いが面白い作品。とにかく演技力の高さが見所です。