【土地勘ギャップ】関西人が思った関東と関西の環境の違い。

【土地勘ギャップ】関西人が思った関東と関西の環境の違い

皆さんこんにちは! 和希です。
東京に上京して1年が経ち、テレワークにも慣れてきました。
でも標準語は意識してもできなくて、咄嗟に関西弁が出てしまいます。

さて、今回は元々兵庫県出身の私が上京した時に思った、関西と関東とのギャップについてご紹介します。
関西人の印象的なものメインですが、関東人の方も分かりあえれば幸いと思っています。
生活習慣、食文化、コミュニケーションの3項目に分けて、それぞれの項目で印象的な3つを取り上げます。

生活習慣編

1. エスカレーターの立つ位置

旅行に行った際にエスカレーターで立ち位置が違うと感じた人は数多くいるかと思われます。
これは関西と関東の違いのド定番の話題にあがります。

ではなぜ相違が生まれたのでしょうか?

関東の左側のルーツは武士の刀が関係します。
武士が左脇に下げている刀がぶつかり、トラブルや戦いになるケースというのが多かったそうです。なので対策のために左側通行になったとされています。

ただ、それでは関西も同じになるのではないかと思われるかと…

では、関西が右側になったルーツ。
主に2つあり、まず1つ目が阪急梅田駅のアナウンスとされています。
先を急ぐ方のために左側を空けるようにアナウンスで流したのがきっかけとされています。
理由として、イギリスの右側通行ルールを参考にした。または日本人は右利きが多いとのことからの理由と考えられます。

2つ目は1970年の大阪万博です。
外国人が沢山来日することでどっちに立てばいいか混乱することを避けるために右立ちを徹底したとされています。

2. バスの運賃を支払う時の違い

バスを使う時、関東では先に運賃を支払い目的地を目指すバス多いですが、関西では目的地到着時に運賃を支払うバスが多いです。

ちなみに私も最初乗ったときは戸惑ってしまい、急遽財布出したの覚えてます。

一部例外にところもあり、最近はICのタッチで先払いにすることが多いそうです。
現金で支払う場合は気を付けましょう。

3.物を買った時の反応

友達がおしゃれなコートを着てたとします。
関東人は「どこのお店で買ったか?」関西人は「それいくらで買うたん?」真っ先に聞きます。
ここにも違いがあると感じました。

関東では買った物を求めてお店に興味を持ちますが、関西ではお金のことを優先的に考えて値段の方に興味を持ちます。
これは服などおしゃれな物に限らず食事なども興味を持つ方向が違ってきます。

よく大阪のおばちゃんが「もうちょい安くできんかなぁ?」とよく言いますね。
地域によって大切にする優先順位が違っていることも分かります

食文化編

1.マクドとマックの違い

ファーストフード店「マクドナルド」で関東と関西で略称が違うことは有名ですよね。

関東は「マック」、関西は「マクド」とそれぞれの地域で略称の違いがあります。
確かに「マック」は「ビックマック」や「マックシェイク」などの商品にマックが含まれており、「マクド」は「マクドナルド」をそのまま略称している感じな気がします。

でもなぜ地域別に略称が異なってしまったのか、はっきりとした理由がないんですよね…

私のエピソードですが、関東住んでる人に「 マクド行こう!」と誘った時に 「マクドって何?」って言われて「マックって言ってほしい」と言われ、私が上京して最初の驚きでした。
私の所属している東京事務所でもエピソードが話題になりました。

2. どん兵衛の味

食生活の中で関東と関西で大きく違うところはだしの文化だと思います。
皆さんが好みでもあるどん兵衛にもだしの違いがあります。

関東はかつおだしベースの濃口醬油のスープ、関西では昆布だしベースの薄口醬油で作られています。

実際に私も上京して関東のどん兵衛食べた時に「味濃いなぁ!」と驚いたことを覚えてます。
関西のだしでは飲み干せたものが、関東のだしの濃さで飲み干せなくて少しショック…

味の濃さに関して味噌汁も関東は赤味噌、関西は白味噌の違いなど、味の濃さの好みの違いが多くあり、歴史上でも大きく関係しています。

3. そばとうどん

関東ではそば、関西ではうどんがそれぞれ好まれるそうです。

町を歩いていても関東で個人経営のそば屋が多いイメージです。逆に関西はうどん屋が多いです。
関西では 駅そば等を除くそば屋があまりなくて、出石そばや出雲そばなどご当地物的な存在になります。

最近は 関東に チェーン店のうどん屋が進出していますが、それでもそば屋が多く、そばの文化の強さが分かります。

関東には「たぬきうどん」というのが存在しますが、関西には存在しません。
関西で「たぬき」はそばのことを指します。

コミュニケーション編

1.標準語の慣れなさ

関西人にとって標準語に慣れるのに苦労します。
仕事上慣れないといけないものですが、咄嗟に関西弁が出てしまうことが多々あります。

また、関西弁などの方言特有の言い方もあり通じないことも多々あります。
関東で関西弁話すと必ず「関西に住んでたのですか?」と話されます。
「そうですね。」と返して何故か珍しがられる流れが最近の定番になっています。

身内とか友達、職場内とかでは関西弁でも許されることもありますが、打ち合わせ等々では標準語を話せておく方がいいです。

最低でも使い分けとして、仕事上だけでも標準語で話せるようにしていけば苦労はしないと思います。
大事な場所で関西弁話すと周りから浮いてしまったりすることもあるので気を付けましょう。

2.関西弁の捉え方

関東人にとって関西弁の話し方や言葉がきついというイメージを持つ人が多いそうです。
これは実際に私が同僚に言われたことで、最初はどこがきついのか基準が分からず戸惑ってしまったことがあり、標準語に直すきっかけになったものです。

例えば、「あほ」という言葉。
関西では小馬鹿にする感じで軽いイメージだととらえます。
ですが、関東にとってはかなり屈辱的なとらえかたをします。

逆に「馬鹿」という言葉は関西人にとって屈辱的にとらえます。

難しいですが、把握しておかないと人間関係が崩れてしまうことがあります。

また、方言特有の語尾にも気を付けた方がいいですね。
関西弁で「○○やねん!」とか「○○せえや」とかなど普通なイメージがきつくとらわれる傾向もあります。
人にもよりますが、初対面から関西弁全開ではできるだけ話さない等々の対策とか考える必要もあるかもしれません。

3.エセ関西弁はすぐ怒る

女性とかには「関西弁話す女の子が可愛い…。」と憧れを持つ人もよく聞きます。
また、先程とは打って変わって関西弁が純粋に好きという人もいます。

ですが、エセ関西弁は関西人の堪忍袋がすぐ切れます。

関西弁で特徴的なのが「○○やねん」というイメージが多いと思いますが、文章によって使い方も異なります。

例えば、「今日横浜行ってきたやねん」と言ったとします。
特徴的な 「○○やねん」 と使ってますね…

ですが、関西人は 「「今日横浜行ってきたねん」 でええやん!」と「やねん」ではないことに思わずツッコんでしまいます。
関東人にとって「それは分からないよ…」と思う人も多いかと思いますが、関西人はついつい注意したくなる傾向でもあります。

柔らかく考えれば辞書にあるような言葉の使い方の違いにツッコんでいるんだなと思ってもらえれば幸いです…

最後に

今回私が印象的だった関西と関東の違いをご紹介しました。
地域によってギャップの違いもありますが、お互い分かり合える存在が1番いいのかなと思います。
他にも違い等々があるかもしれませんが臨機応変に生きていけたらいいのかなぁとも思います。

それではまた。