こんにちは。スピーカーが好きすぎて、家が侵食されつつある藤中です。
今回、100円ショップのSeria(セリア)で、ちょうどいい大きさの瓶を見つけたので、スピーカーを作ってみたいと思います。
ガラスは共振で割れる可能性があるため、一般的にスピーカーの素材としてほとんど使われません。もし、この記事を見て作ってみる方は、何があっても自己責任でお願いします。
エンクロージャー製作
買ったのは瓶とディッシュスタンドで、トータル400円。
瓶のシールをはがします。瓶の中が酸っぱい匂いがするので、よく洗った方がいいと思います。
自在錐でスピーカーが入る穴をあけます。
ここでトラブル! 自在錐が木工用だったため、刃がこぼれて丸くなってしまいました。
薄いのに意外と硬い素材です。
替えの刃を用意していないので、丸くなった刃で、そのまま切ります。
摩擦熱でめちゃくちゃ熱くなったが、なんとか切断。
ねじ穴とケーブルを通す穴をあけて出来上がり。
ここまでの作業が一番面倒です。
組み立て
フタにケーブルを通し、ファストン端子を圧着します。
普通の家には、ファストン端子はないと思いますが、スピーカーが好きな私の家には豪華な金色のものがありました。ファストン端子は無メッキのものなら、パーツ屋さんで1個数円で買えます。
スピーカーユニットを取り付け、瓶に入れます。
ユニットはTangBand W3-1319SAです。3年くらい前に少し使って置いていましたが、今でも売られているロングセラー製品。
ユニットが瓶に対してギリギリの大きさだったので、みなさんが作るときはもう一回り小さいユニットをお勧めします。
ねじ止めして完成したスピーカー。透け感が素敵。
ネジの先が瓶の縁に干渉して、ちょっと浮いています。いずれ、ワッシャーをかますことにします。
このまま立てて使うと、無指向性の音場型スピーカーになります。
スタンドの製作
ディッシュスタンドの棒を全て切り落とします。
適当な長さに調整した支柱を打ち込みます。
余っていたゴム足を貼り付け完成。
スピーカーを乗せるとこんな感じです。fostexのツイーターを大きくしたようなデザインになりました。
カッコイイです!
テレビ横の狭いスペースにも置ける、コンパクトサイズ。
音の方は
安さとデザイン重視で、音は期待していなかったのですが、鳴らしてみると意外にいい音。
フルレンジ一発の音を聞いたことがない人なら、少し驚くかもしれません。
ただし、
- ユニットに対して容量が小さすぎる
- 吸音材なし
- よく響く素材
ということで、音にガラスの癖みたいなものが、盛大に乗ってきます。
ダイニングの古いツーウェイスピーカーよりは“まし”な音がするので、そのまま置き換えて使うことにしました。
ガラス製のスピーカーは割れる可能性があるので、お勧めしませんが、遊びで作ってみると面白いと思います。