こんにちは、藤中です。
以前、自作の簡単なカウンターを会社に置いていましたが、置き場所がなくなり、解体してしまいました。
今回、その端材を活用して、キャスター付きのカウンターを作ってみます。
構想
構想はこんな感じ。この形に決めるまで、大分時間がかかりました。これを考えているときが一番楽しい!
今回のコンセプト
- オリジナルのデザイン
- 強度にも配慮
- カウンターとローテーブルの2ウェイ
- 端材を有効活用
これまでの拙い経験を元に、がんばっていいものを作ってみたいと思います。
材料調達
さて、木材屋さんに端材を持ち込み、カットしてもらいました。
足りない板は追加で用意してもらいました。元がホームセンターのパイン集成材で、追加購入したのは少し高価で丈夫な赤松の集成材だと思います。
キャスター、ビスなどの材料はホームセンターで買ってきました。
下部パーツの製作
下部パーツの天板は、端材の奥行が足りなかったので、新しい材料と接着します。
ここで誤算が。ホームセンターのパイン集成材は厚さ18mmでしたが、新しく購入した赤松集成材は20mm。はみ出した部分をどうしようかと思いましたが、昔衝動買いしたトリマーが家にあったので、それで縦板が入る部分を削り取りました。
縦板が溝にぴったりはまります。トリマーがあればあっという間にできましたが、道具がないと、かなり面倒な作業になっていたと思います。
縦板を接着。
底板を接着。
穴あけとビス止めをしました。
支柱の製作
次に支柱の作成です。今回ビスが表に見えないよう、ダボ継ぎ加工に挑戦しました。
素人なので、道具を購入します。
穴あけ。子供が興味津々。
木ダボを埋め込み接着しました。慎重にやったので、ずれは1mm以下に収まりました。
補強を通すための穴あけ。
キャスター用の補強をMDFで切り出し取り付け。
キャスターを装着。
塗装
続いて色塗りです。前使ったワトコオイルのほかに、今回は高価なオスモカラーワンコートオンリーを使ってみました。
支柱部分はワトコオイル。この塗料はとにかく簡単に塗れます。
天板はまたWOODPROさんで足場材を購入しました。
オスモコテバケで塗りこんでいきます。今まで使ったオイルやペンキと異なり、少しの量で、かなり広い面積を塗ることができます。
高価ですが作業性抜群。コスパは悪くないのではないでしょうか。
下部のパーツも塗ります。ボンドがはみ出した部分がムラになって出てしまいました。
ボンドで加工する場合は、はみ出した部分の拭き残しに注意しましょう。
乾いたら組み立て。
ステンレス棒を差し込み、少しだけ補強。ダイソーのゴムを滑り止めにします。
う~ん、色が微妙だ…
重し代わりにスピーカーを置いてみました。
ローテーブルモード。こちらは色もいい感じです。
問題点発生~3つめのモードへ~
今回作ったカウンターが、テレビ台に使っているIKEAの台より高くなってしまったため、テレビ画面が隠れることがわかりました。
急遽サイドの支柱をはずして高さを下げることに。設計段階でスピーカーの横幅と下部パーツの奥行きを合わせていたのでピタリと合いました。
置いてあるだけなので、強度はありません。色は統一感が合っていい感じ。
これでよかったら、作るのめちゃくちゃ簡単だったわ!
製作時の注意点
今回やってみてわかったことです。
- ボンドのはみ出しは塗装すると汚く出てくるので、全てきれいにふき取る。
- オスモコテバケは1晩放置して次の日までなら使えるが、それ以上はかぴかぴになるので、刷毛部分を交換する。
- 色は塗ってみないとわからないので、一度無塗装で組み上げてから考えても遅くない。
まとめ
今回、今まで作ったものより難易度が高く、かなり時間をかけて製作しました。土日に少しずつ進めて、2、3ヶ月かかったでしょうか。特に構想や材料を準備するのに時間がかかります。作り始めたら速い!
作業で大切なのは、ボンドのふき取りや、やすりがけのような地味な作業。
仕上がりは満足とまではいかなかったですが、とても勉強になった作品でした。
自分で作ってみると、作業の難しさがわかるし、あらためてプロはすごいと思います。
では、みなさんんもいろいろチャレンジしてみてください。