一泊二日で金沢へ。初めての金沢観光!

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2015年3月に開通した北陸新幹線で俄然注目度が上がっている金沢。それにさきがけ、私は2月に金沢観光してきました。
北陸にゆっくり行きたいけど、そんなに休みを取れない。
そんなあなたに一泊二日でも楽しめる、金沢旅行プランをご紹介します!

シーズンは兼六園の雪吊りライトアップを狙って

四季を楽しめる城下町金沢ですが、やはり雪景色を楽しむ冬に訪れることをお勧めします。日本三大庭園に数えられる、兼六園のライトアップ<冬の段>を狙っていきましょう。
(http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/event/)

神戸・大阪方面からのアクセスと金沢市内のアクセス

神戸・大阪方面から

北陸新幹線に乗ってみたい気持ちは山々ですが、大阪から行く場合は新幹線には乗れません。
大阪駅から特急サンダーバードに乗って金沢駅まで向かいます。
サンダーバードは新幹線と同じように、予約をしておくと間違いなく乗れますが、混んでいる時期や団体客に会わない限り、当日券で乗れます。
(https://www.jr-odekake.net/train/thunderbird/)
※「Web早特1」切符というのがお得なようです。

金沢市内でのアクセス

移動はバスをおすすめします。金沢の観光スポットは距離が近く、観光のスケジュールが組みやすい。バスやタクシーを使えば10〜15分で移動ができます。特にバスは路線と本数が多く、とても便利でした。

ここは外せない! 金沢一泊二日の観光スポットと宿の紹介

2日間めいっぱい使って、金沢の主要スポットを訪れてみました。

1日目

8:45 大阪駅から特急サンダーバードに乗車
初めてのサンダーバードに興奮。車内は特急列車なので快適。サンドイッチなど持参してモーニングも良いですね。
11:30 金沢駅到着!
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世界で最も美しい駅14選」に6位にランクインした金沢駅。
東口を出ると、能楽の鼓をイメージした「鼓門」と、「もてなしドーム」がお出迎え。
金沢出身の建築家谷口吉郎さんと息子の谷口吉生さんのデザインだそうです。
実は始め西口に間違って出てしまったのですが、雪吊りやオブジェがあってそちらも面白かったですよ。時間があればぜひ。
記念撮影をこれでもかと行い、30分ほど金沢駅に滞在しました。
東口を出たところに大きなバス案内板があるので、そこで時刻表をチェック。

バスで移動:「金沢駅」→「武蔵ヶ辻・近江町市場」

13:00 近江町市場で市場散策とお昼ご飯。
市場はとても活気付いていて、見て歩くだけで楽しい!
大きくて新鮮な魚がたくさん並んでいます。冬ならカニもたくさん!
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市場のカニは、いいお値段です。美味しそうだな…
と思いながら、海鮮丼のお店を探します。

海鮮丼のお店は市場の至る所にあるので、適当なお店にフラッと入ってもよいと思います。
安くて美味しい海鮮丼を堪能! 高級魚「のどぐろ」の炙り丼をいただきました。文句なしに美味しい。
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こちらは友達が頼んだ海鮮丼。
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並ぶカニたち。
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金澤屋珈琲店(近江町市場店)で食後のコーヒー
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お店は、市場の十間町口にあります。
茶の湯文化が盛んで和菓子処として知られる城下町金沢。なんと、コーヒー消費量全国1位の街だそうです。
お茶のイメージが強かったので、意外な発見でした。コーヒー、とても美味しかったです!

1625年から390年続く老舗和菓子屋「森八」
金澤屋珈琲店から道を挟んで向かい側に、「森八 近江町店」があります。
日本の伝統和菓子「落雁(らくがん)」。その中でも、前田利常公の創意と小堀遠州卿の命名により生まれた銘菓「長生殿(ちょうせいでん)」。口に入れるとほろほろと溶けて、上品な和三盆の甘さが広がります。
数量限定品の生〆(まだ乾燥していない作りたての状態)をぜひ。お昼過ぎならギリギリ残っているかも。私は“ラスイチ”を買って帰りました。

森八 近江町店


バスで移動:「武蔵ヶ辻・近江町市場」→「広坂・21世紀美術館」

15:00 金沢21世紀美術館 美術館の建物への入館(交流ゾーン)はなんと無料!

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プールっぽい展示! 屋外のカラフルな展示!
そのイメージだけで訪れてしまいましたが、それ以外にも多種多様な展示があり、とても楽しかったです。
無料の交流ゾーンだけでも楽しめますが、プールに入ったような体験ができる、話題の「スイミング・プール」など、有料ゾーンも魅力たっぷりなので、ぜひ体感してみてください。
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知らないお姉さんが手を振ってくれました。
カフェレストラン(10:00~20:00)では、お茶やランチ・ディナーも楽しめます。

開館時間
・展覧会ゾーン:10:00〜18:00(金・土曜は20:00まで)
・交流ゾーン:9:00〜22:00
*各施設の開室時間はそれぞれ異なる。

金沢21世紀美術館:施設のご案内


徒歩で宿:15分くらい歩いて、カメリアイン雪椿へ

17:00 カメリアイン雪椿にチェックイン&休憩
「兼六園に一番近い大人の隠れ家」と謳っている、兼六園から徒歩3分の宿。
町家を改装した小さなホテル。
古風な町家の外観からは想像できないのですが、中に入るとヨーロッパ風のお屋敷という感じ。
お部屋のキー、ドア、小物、ぜんぶかわいい。
ラウンジにはソファと暖炉も。木の匂いがとても落ち着く宿でした。
スタッフの方も物腰柔らかで素敵。
おすすめです!!
チェックインしてお部屋の説明を聞いたあと、夜の兼六園を前にしばし休憩。

カメリアイン雪椿


徒歩:なんせ、3分です。本当に近い。

18:30 兼六園&金沢城公園
宿で少し寝てしまい、若干遅刻気味になりながら本日のメイン、金沢城と兼六園のライトアップへ。兼六園ライトアップ<冬の段>はこの時期入場無料でした。
金沢城はとても綺麗なお城。大火で何度も焼失しているお城を完全再現しているということ。完全に復元する金沢っ子の心意気、素晴らしいですね。
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お城へ行くには橋を渡るのですが、堀沿いに見える石垣が壮観!
中もとても広く、回るのに時間がかかりました。
(星を撮影しようと粘っていたため、1時間もかかってしまいました。普通の人なら30分ほどで回れるのではないでしょうか。)
今回は回れなかったのですが、前田利家の時代の石垣が残っているらしい… 次回はぜひ行ってみたい!
その足で隣の兼六園へ。
日本三大庭園に数えられる兼六園の、雪吊り。
2月1週目でしたが、あいにく雪は降っておらず、雪のライトアップとはなりませんでした。
それでも、すべてがライトアップで金色に輝き、本っ当に綺麗でした!!
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一眼レフと三脚を抱えたカメラマンがたくさんいます。
人が多いのであまり長時間、撮影スポットにいられないですが、「三脚禁止」ではないので、写真にこだわりのある人はぜひ三脚を持参してください。
私は手持ちで撮りましたが、なんとか収まりました。
公園内を探索し、中にあるお店で金沢の郷土料理「治部煮(じぶに)」をいただきました。
鶏肉と麩(ふ)のあんかけのようなお料理です。寒かったので、体があたたまりました。
地ビールもいただいて、美味しかったです!
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徒歩:帰りももちろん3分。近いって嬉しい。

21:30 宿へ戻り、近くの銭湯へ。

近くの銭湯「みろく温泉元湯」のチケット付きの宿泊プランでした。
銭湯が23:30時までなので、ご注意を。
地元の方が多い“THE 銭湯”でした。あまり銭湯に馴染みのなかった私は、とても楽しかったです。

みろく温泉元湯

1日目はこれにて終了。

2日目

8:30 カメリアイン雪椿のイングリッシュブレックファースト
宿の楽しみの一つでもある、朝ごはん。
キウイのスムージーから始まるボリューミーな朝ごはんのフルコースでした。
ぜんぶ美味しかったのですが、個人的には自家製パンと車麩(くるまふ)の炒め物がめっちゃ好みでした。なんと理想的な朝ごはんだろうか。
また来たいと思える宿でした。
次来るときにはぜひディナーもいただきたい…
カメリアインさん、ありがとうございました!
10:00にチェックアウトして、周辺の散歩を兼ねてバス乗り場「兼六園下」を探します。
少し分かりづらいのですが、前田利家像を目印に探しましょう。
バス停の横(後ろ?)で兜を光らせて貫禄たっぷりに立っています。


バス:「兼六園下」→「ひがし茶屋」

10:45 ひがし茶屋街をじっくり散策!
ひがし茶屋街は古い民家・長屋が残っている情緒あふれる街です。
金箔の製品を扱うお店、和菓子屋さん、お茶屋さんなどなど、多くのお店が並びます。
ちょうど雨が降っていたのですが、雨に濡れた石畳、木造の町家なども味があって私は好きです。
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雨天でも楽しめる街。旅行へきて、初めて雨でよかったと思いました。
ただ、冬雨は寒いので、お茶屋さんで和菓子と温かいお抹茶をいただきました。
朝ごはんをたくさん食べたので、お昼は和菓子だけで満足。
ひがし茶屋街では、和服を着て街を歩いたり、和菓子作りを体験したり、参加型の体験イベントが多くあります。
ぜひ、金沢市観光協会サイトで探してみてください。


バス:「ひがし茶屋」→「金沢駅」

14:30 金沢駅「あんと」でお土産を購入。
特急列車の時間に合わせて駅に戻ってきました。
美味しくて持って帰りたいお菓子が多く、お土産を山盛り買いました。
柿の葉寿司を購入して電車でいただきました。もちろん美味しかったです。
中でも私のイチオシは柴舟小出の「柴舟」
生姜が効いた甘辛なおせんべいです。
なんとも言えない味と食感で、やみつきになります。
生姜がすきな人はぜひ!

柴舟小出

終わりに

今回は、私が実際に訪れた金沢観光プランをご紹介しました。
金沢は有名な観光地がまとまっているので、一泊二日でもこれだけ回れます。
晴れていたら、ひがし茶屋街での体験や、昼の兼六園・金沢城の散策もしてみたかったなあと思います。
金沢は歴史の残る城下町で文化も多様。本当に見所の多い、また訪れたいと思わせる街でした。
街並みや道も広く綺麗で交通も便利です。観光しやすく、快適な旅行が楽しめます。
今回は一泊二日で回れるプランをご紹介しましたが、日程に余裕があるならもう一泊してもっと堪能してもらいたいとも思います。
金沢は夏も涼しいので、ぜひ避暑にも訪れてみたいです。
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