関西の離島へ。神戸から隠岐の島諸島へ2泊3日の旅。


島根県の離島、隠岐の島諸島へ、GWに2泊3日で行ってきました。
島には野生の馬や牛がのんびりくらしていたり、島民の方が船で海で釣りをしていたりと、ゆったりした時間の流れる素敵な島でした。
日々の喧騒を忘れ久々にゆっくりしたいな、という方にはぜひおすすめです。

今回は、隠岐の島諸島の魅力と、知らないとちょっと不便な交通情報(陸路)をメインにお伝えします。

隠岐の島の簡単な紹介

最近ではテレビ番組「沸騰ワード10」の「沸騰島」というコーナーでも注目の島として取り上げられた隠岐の島諸島。
隠岐の島といえば、日本史好きな私は、最初に思い浮かんだのが「後醍醐天皇が流刑(島流し)にされた島」でした。
隠岐の島の魅力は何と言ってもダイナミックな大自然です! ユネスコ世界ジオパークにも認定されています。

島根県の北側に位置する諸島で、「西ノ島(西ノ島町)」「中ノ島(海士町:あまちょう)」「知夫島(知夫村)」の3つの有人島からなる「島前(どうぜん)」と、「隠岐の島(隠岐の島町)」のある「島後(どうご)」に分かれます。
周りには、たくさんの無人島があり、鬼ヶ島、なんて名前の島もあります。

今回は、「島前」の中でも海士町、西ノ島町にお邪魔しました。
島後にも有名な観光スポット、パワースポットもたくさんあるので、興味のある方は調べてみてください!

隠岐の島への交通手段は?

今回は友人と2日前に急に思い立って決行した旅行だったため、無謀にも1日目の宿しか決まっていない状態で島に向かいました。
飛行機で隠岐まで直接向かうこともできますが、今回は陸路での行き方をお伝えします。

ざっくりとした流れは神戸→米子→港(本土)→島です。

陸路なら高速バスが楽で安いのでおすすめ
今回私達は、時間の関係で、神戸から米子へ往路は新幹線、復路は高速バスで移動しました。
ただ、バスの方が乗り換え無しに米子まで行けるので、バスの方が楽でした。
新幹線の方が便数は多いですが、時間はどちらも3時間半と変わりません。
ただ、米子からの港へのバスの本数が限られるので、夜行バスで米子まで前乗りするか、1日は移動に費やすかのどちらかになります。
私達は後者のパターンで、米子で数時間暇ができたので、米子散策を楽しみました。

米子からは港へ航路連絡バス
船の発着時間に合わせてバスがあるので、それに乗れば、船に乗り遅れることがなく、安心です。

フェリーとレインボージェット(高速船)
港から船に乗り込みます。船にはざっくり2種類あります。
お手頃ゆっくりフェリー(3時間)、高くて速いレインボージェット(1時間)の2択です。
おすすめはレインボージェットです。8000円ほどですが、速いです。
空き情報をサイトで見ることができます。
隠岐汽船 空席・空車情報
http://www.oki-kisen.co.jp/kuuseki/kuuseki.php
ゆっくり船旅を楽しみたい! という人以外は、余裕があればレインボージェットに乗ってください。
レインボージェットは完全予約制です。
当日の朝でも空いていれば乗ることができますが、事前にサイトまたは電話で予約しましょう。
帰りは少し時間が余ったので、予定の1つ前のキャンセル待ちの船を予約し、キャンセルが出たため乗る事ができました。
【レインボージェット写真】

海士町での観光

町の名前から分かるように、海士町では海を楽しむプランが充実していました!
滞在した海士町の観光サイトをご紹介します。見ているだけで行きたくなるようなワクワクする情報がたくさん掲載されています。
海士町の玄関口、菱浦港にある「海士町観光協会」があります。
ここでは、観光情報や時刻表等、島で過ごすための情報が全て集約されていますので、ぜひ利用してみてください。施設もとても綺麗で、ここで過ごすだけでも癒やされますよ。
私も、観光協会のスタッフの方に、2日目の宿の相談、観光の相談など、とても親切に相談に乗っていただきました。

海士の島旅
http://oki-ama.org/

おすすめのアクティビティは日本海初の半潜水型展望船、あまんぼう
透き通った海の中、綺麗な海藻の合間を進んでいきます。
今年はクラゲが多いそうで、色々な種類のクラゲを見ることができました! 勿論、お魚も居ましたよ!
詳細はこちら

明屋海岸
2日目の宿の近くにあった明屋海岸にも行くことができました。
民宿のおばちゃんに、夕食前の散歩を伝え、夕焼けを見に行きました。ゆっくり30分くらい黄昏れました。

後鳥羽上皇の祀られている、隠岐神社にも行きました。海士町にはレンタカーが無いので、レンタサイクルでクロスバイクを借りました。火山島だった隠岐の島諸島は、起伏の激しい形状が特徴ですが、山道もらくらくでした!
詳細はこちら

西ノ島での観光

陸上からの絶景を楽しむ
レンタサイクルかバスで観光しようかな、と思っていたのですが、旅先での素敵な出会いってあるものですね。
地元の方と仲良くなり、車で西ノ島の観光名所を巡ってもらい、とても充実した西ノ島観光ができました。お世話になった皆様、ありがとうございました。

国賀海岸を上からみたところです。大自然のパノラマが広がっていました!
牛も自由にのんびり、馬も人がいてもお構いなしに、幸せそうに寝ていました。




海岸めぐりで壮大な岸壁や洞窟を楽しむ
1日に3〜4本、西ノ島の海岸めぐり観光船が出ています。
シンプルに、自然の凄さを体感できます。断崖絶壁と丘の緑、海の青のコントラストが素晴らしいです。
波の穏やかな日には、洞窟の中を通り抜けるコースも周ってくれます!
私は運が良く、洞窟内部を体験できました。これはぜひ体験して欲しいアクティビティです。

国賀海岸めぐり 観光船
http://www.okikankou.com/index.html



まとめ

とても小さな島ですが、自然を体感でき、日頃の疲れを癒やすパワースポットがたくさんありました。
島の中はバスや観光タクシー、レンタサイクル等交通手段が豊富なので、車が無くてもなんとかなります。
人々の暮しも身近に感じることができ、私にとって何度も訪れたい島になりました。
興味を持たれた方は、ぜひ一度訪れてみて下さい!