スペインの美食の街サン・セバスティアンで食以外で楽しむ。


先日の会社懇親会で、味オンチだということが発覚してしまいました。
さて、そんな僕ですが、先日スペインのサン・セバスティアンという街に行ってきたので紹介します。
サン・セバスティアンといえば美食の街として知られていて、バル巡りでたくさんの情報が出てくるので、味オンチの僕は「食以外」のことをピックアップしたいと思います。

どんなところ

サン・セバスティアンという街は、北スペインの中でも東側、フランスとの国境に近い町です。

GoogleMapだと「ドノスティア」という地名で出てきます。
「ドノスティア」というのは「バスク語」で言うサン・セバスティアンになります。
この辺りはバスク地方と呼ばれ、スペインの中でも独自の文化が根付いています。

特に最近は美食の街やリゾート地として、世界中に人気があります。
サン・セバスティアン自体は人口が20万人に満たない小さな町ですが、
日本でもTVの旅番組で紹介されたり、関連書籍も多く出ているので調べれば情報にすぐ辿り着けます。
今回の旅行でも日本人を何度も見かけましたし、現地の人もサン・セバスティアンで日本人をよく見ると言っていました。

どうやって行くの

スペイン国内の中でも北スペインというと、あまりメジャーでは無いので、
王道としてはバルセロナやマドリードを観光して、そこからビルバオ空港もしくはサン・セバスティアン空港に行く方法がオススメです。

日本から直接北スペインに行くのであれば、パリやバルセロナ、アムステルダムを経由してからビルバオ空港に入ります。
サン・セバスティアン空港が使えるのはスペイン国内の空路だけのようです。
なのでビルバオからサン・セバスティアンまではバスを使っての移動になるのですが、1時間半くらいで着くので窓からの景色を楽しんでいる内に着いてしまいます。

旧市街

バル巡りをするのであれば、旧市街を中心に回ることになります。
午前中は人がまばらですが、夕方くらいになってくると人が徐々に増えてきて、日が沈む頃には飲み食いしている人でいっぱいになります。

広場の周りはバルになっていて夜になると人がたくさんに

どの店もおいしいのでバル巡りはとても楽しい

背の高い建物が多く建ち並ぶ中を歩くのはワクワクしますね。
バルがたくさんあるので、ついつい食べものに夢中になってしまいますが、街をぶらぶら歩いているだけでも十分楽しめます。

季節によっては21時でも明るい

ラ・コンチャ海岸

旧市街から少し西に歩くと、ラ・コンチャ海岸が見えてきます。
夏になれば海水浴をする人も多く、いかにもリゾート地という雰囲気になります。

朝早くに海岸沿いを散歩するのも良いですし、夕陽の時間になると海に沈む景色を見るために観光客が多く集まります。

モンテ・ウルグル

旧市街を歩いていると北側に見える山で、大きなキリスト像があるのですぐに分かります。
歩いて登ることもできるのですが、距離があるのと暑いのもあって結構大変でした。

山頂には城跡があったり、以前は防衛拠点として使われていたようで資料館のようなものもありました。
景色も素晴らしく、オレンジの屋根が並んでいる風景は一見の価値ありです。


麓にはあまり大きくはないですが水族館もありました。
山も登って水族館も行ってだと結構な時間になるので、あまり時間に余裕のないプランだと難しいと思いますが、のんびり過ごす時間があれば一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

イゲルド山

イゲルド山(モンテ イゲルド)は旧市街とは湾を挟んで反対の東側に位置する山になります。

旧市街からは少し距離があるので、移動にはバスを使うと便利です。

かわいいデザインのバス

バスは山の麓までになるので、その後はケーブルカーで登ります。
僕は張り切って早起きしたら、到着したのがケーブルカーがまだ動いていない時間だったので、歩いて登ることになりました…
曜日によって時間も違うので、調べてから行かれることをオススメします。

ケーブルカーはとてもレトロ

頂上では街並みとコンチャ湾を一望することができます。
登った日は天候に恵まれたのと、朝早かったのでとても良い眺めでした。

中央に見えるのはサンタ・クララ島という無人島

カテドラル

サン・セバスティアンにはサン・セバスティアン大聖堂とサンタ・マリア教会という大きな教会が二つあります。
中に入る機会はありませんでしたが、日本ではなかなか見ることができない大きな教会です。

サンタ・マリア教会

サン・セバスティアン大聖堂

この二つの教会は一本の道路で結ばれていて、お互いが向かい合うように位置しています。現地を案内してくれた人によると、この二つを結ぶ距離がちょうど1kmになっているとのことでした。

市場

ラ・ブレチャ市場が有名で、建物の外にもお店が出ていますし、近くにも食材を扱っているお店はたくさんありました。

食べものをお土産にするのであれば、この辺りで探すのが良いと思います。

市場は地下ですが外にも出店していました

デパートのような建物の地下にある、サン・マルティン市場もあります。

こちらは市場に加えて、スーパーマーケットもあるのでお菓子などのお土産も買うことができます。

お肉屋さんではチーズも売っていました

スタジアム

スペインと言えばフットボールですよね。
サン・セバスティアンにはここを拠点とするレアル・ソシエダというチームがあります。
もちろんスタジアムもあり、街の南側にエスタディオ・アノエタは位置します。

1993年開場なので、比較的新しいスタジアムになります。
収容人数32,000人と大きさもそこそこで中には陸上トラックもあり、地元のスタジアムという雰囲気でした。

残念ながら試合を観戦する機会が無かったので中には入れず

ちなみに現在、乾選手が所属しているエイバルもバスク地方のチームで、サン・セバスティアンのすぐ近くの街がホームタウンになります。

最後に

サン・セバスティアンはリゾート地という側面が強いのか、あまり観光する場所というのは多くありません。
見るべきものというのは人気のあるパリやバルセロナ、ロンドンに比べれば少ないかもしれませんが、
食べものはもちろん、街の景観や現地の人の雰囲気などはメジャーな観光地には無い特別なものがあり、
旅の行き先としては本当に良いところです。

興味があれば、是非北スペインを調べてみてはいかがでしょうか。