【新人向け】無駄な時間を無くそう! デザインをする時の作業効率アップ術。


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今週のブログを担当します、デザイナーの西川です。
年末になると仕事でもプライベートでも、何かと忙しくなりがちですね。
やることが多すぎると頭がパンクしそうになってしまいますが、皆さんは時間を効率よく使えていますか?

社会人になると、限られた時間の中で仕事を終わらせればいけません。
とりわけデザインの仕事は、作業時間が内容によって大きく変動してしまいます。
というわけで今回は、デザイナーが作業をする時の作業効率アップについて考えてみました。

キーボードショートカットを使用する

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新人や学生さんに特に多いですが、PCを使う時に左手を使わない人がいます。
デザインツールにおいては、キーボードショートカットを使用するか否かで、作業のスピードが格段に代わってきます。

例えば、マウスだけ使用して操作するのにかかるのが1秒、ショートカットを使用した場合0.5秒だったとします。1分間の間にショートカットを使用する回数が20回だとしたら1秒間の期待値が20回/60秒=0.3。一日の労働時間が8時間だとすると以下のようになります。

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1(マウス操作)x0.3(期待値)x8時間(労働時間)=2.4(時間)
0.5(ショートカット)x0.3(期待値)x8時間(労働時間)=1.2(時間)

一日に1時間以上の時間差が生まれてしまいます。1時間もあれば、その間にデザインのクオリティを上げたり、他の仕事を入れたり、自分の勉強の時間に当てることができます。
さらに、週休二日の会社での年間勤務日数が105日であることを考えると以下のようになります。

2.4(時間)x105(年間勤務日数)=252(時間)
1.2(時間)x105(年間勤務日数)=126(時間)

ショートカットを使っているかいないかで、年間で5日ほどの差が生まれました。
5日もあれば、有給を使用して旅行にいくこともできますし、仕事が多くて休日に会社に行かなければいけないなんてことが無くなるかもしれません。

習熟効果を意識して作業する

人は同じ作業を繰り返すことで、習熟により作業に対する慣れと改善が進んで作業時間が短縮します。
作業効率を数値化するには、学習曲線や、経験曲線などの概念や、計算式などで求めることができますが、
説明が難しいので、つまりは以下のグラフのようになります。

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同じ作業を繰り返し続けた場合と、バラバラに作業を繰り返した場合とでは作業時間に大きく差が出るということです。
例えば画像を選ぶ、トリミング、書き出しという作業が合ったとしたら

(1) 画像を選ぶ→トリミング→書き出し→画像を選ぶ→トリミング→書き出し→…
(2) 画像を選ぶ→画像を選ぶ→…トリミング→トリミング→…書き出し→書き出し→…

(1)の手順だと別の作業を挟んでしまってるので、その間に手が止まってしまいます。
(2)の手順のほうが、同じことを繰り返し行えるので、早く終わる上にミスが少なくすみます。
常日頃から作業の整理をつけるように心がけましょう。

作業するソフトのメリット・デメリットを把握する

デザインをするときのソフトにどれを使うかで作業の流れが大きく変わってきます。
Photoshopであれば綺麗にデザインできますが、レイヤー操作やコーディング作業のときのスライスで少し時間がかかることがあります。Illustratorだと、文字を扱いやすいですが、画像編集のためにPhotoshopを使用しないといけません。
また、FireworksやSketchを使うと作業は早く済ませれるかもしれませんが、最終的にデザインデータを渡す相手がPhotoshopやIllustratorでしか作業ができなかった場合、その形式に変換する作業が発生します。

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案件毎に、使用するデザインソフトが変わることはよくあることなので、作業環境の把握が必要です。
また、一つのソフトしか使えないと、いざ他のソフトを使用するときが来た時に、時間がかかってしまうことにつながるので、普段から他のソフトを使用するようにしましょう。

始めに9割作って、残りはクオリティアップの時間にする

仕事でするデザインには、必ず締切というものが存在し、決まった日数の中で一定の成果物を上げなければいけません。デザインをするときに、間違った時間の使い方で以下のようなものがあります。

小さなところで時間をかけすぎて時間切れになってしまう

ロゴを考えるだけで全体の半分以上の時間を使ってしまった。形は決まっているけれど、色が決まらなかいから、まだ作業に入れていない。そうやって作業をしていると結果的に時間切れになってしまう原因になります。

締切日には間に合ったけれど、デザインが良くなくてやりなおし

締切日にはしっかり出来上がったけれど、クオリティが低くてやり直すことになった。完成したけれどミスが多すぎる。

デザインをするときには、締切日当日に間に合えば良いという考え方でしてはいけません。
好きな絵を描いて一部の人に評価されればいいアーティストとは違い、デザイナーはユーザーに伝わるものを作らなければいけません。完全な正解があるわけではありませんが、多くの人が共通的に感じるものを探すことが必要です。また、商業デザイナーは多くの場合、お金をもらってデザインをします。ミスや矛盾のない完成されたものを作るのは必要最低限のことになります。ディレクターやお客さんに見てもらう時間も必要ので、それらを含めた時間配分を考えましょう。

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デザインをするときの時間の使い方は、始めに9割作って、残りの時間はクオリティアップの時間に使うのが一番良いです。そうすることで、改めて自分のデザインを見直すことができますし、ミスを減らす時間に当てることができます。また、時間に余裕があれば気持ちにも余裕ができるので、今までの実力よりも上の作品を作ることが出来るかもしれません。

 

普段からアイデアの引き出しを作っておく

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新しいデザインを始める時には、書籍やwebサイトを参考にすることがよくあります。どこに何があるか探すことに時間をかけて、作業時間がなくなってしまったら元も子もないですね。また、全てのアイコンや素材を一から作る時間があるとは限りません。そうすると、素材や写真、フォントなどを探すこともデザインの時間に含まれてきます。そういった作業を減らすためにも普段からアイデアの引き出しは持っておくようにしましょう。

まとめ

学生の時は、締切を守れなかったとしても、自分が怒られて済みます。
しかし、社会でデザイナーとして仕事をするならば、締切が守れないと、どんなにクオリティが高いものを作っても、誰にも評価されることはなく、仕事を任せてもらえなくなります。締切が守れたとしてもクオリティが低ければ、お金がもらえません。与えられた時間を上手く使って、それでもカッコイイ作品を作れることが、商業デザイナーに必要になってきます。