VR(360°)動画撮影方法。高さを変えて人物を撮影するテクニック。


ヘルメットを着用した中腰のカメラマン

こんにちは、PSVRが品切れで買えない藤中です。
ソニーさん、プレス用に1台売ってください。

今回は寒空の下、VR動画の撮影実験をしてきました。

まずは360°カメラを手に入れよう

現在、日本で手軽に買える代表的なカメラは、

などです。

最も高画質なのはGoProですが、6台以上必要なのと、繋ぎ(スティッチ)に手間がかかるため、手軽に使うわけにはいきせん。また、GoProで撮影可能な8Kなどの高画質VR動画を再生できる環境が、まだ一般的ではありません。

手軽に撮るなら下の4機種になりますが、私の印象として、静止画ならボディが薄く、死角が少ないRICHO THETA。動画なら1台で手軽に4Kまで撮れるGear360かKeyMission 360がよいと思います。Gear360を本格的に使うなら、対応したGalaxyが必要です。

撮影方法による見え方の違い

最もよく見るVR動画は三脚固定ですが、今回、簡単な三脚固定は省略します。

一脚を伸ばして高い位置から撮影

一脚を伸ばして持つカメラマン

一脚で高い位置から撮ることで、遠くまで見通すことができます。また、支柱を長くとることができ、カメラマンの映り込みを最小限に抑えることができます。
見下ろしのため、人が登場するような動画には不向きです。

伸ばした一脚から撮影

一脚を短く持って目線に近づけ撮影

一脚を縮めて持つカメラマン

下面を見ていただくと、カメラの後ろにカメラマンの頭が映り込んでいるのがわかると思います。
一人称のVR動画の場合、カメラマンの映り込みは最小にしたいものです。

縮めた一脚から撮影

撮影用のヘルメットにカメラを装着

これでカメラマンの映り込みは最小限になりました。カメラマンには黒い服を着てもらっています。
カメラマンと私の身長差が10cmなので、ヘルメットと一脚の長さを足すと、まだ見下ろしになります。

ヘルメットを着用したカメラマン

ヘルメットで撮影

この状態でカメラマンがしゃがむと、カメラと被写体の目線があって、人を撮影するのに最適な状態になります。
この撮影方法では、身長の高いモデルと身長の低いカメラマンが有利です。

ヘルメットを着用した中腰のカメラマン

カメラマンは大変ですが、このまま移動しながら撮影してみます。

揺れを吸収するスタビライザーなどは使っていませんが、カメラマンがすり足気味で歩いているので、揺れはそれほど気にならないと思います。
最近は映画でも手持ちカメラが主流なので、見る人も慣れているのではないでしょうか。

カメラと一緒に移動しながら撮影

被写体との距離

ナビゲーターが案内するような動画の場合、1.5~2m程度離れて撮影するのがよいと思います。
これがアイドルのPVなどになると1.2m以内。パーソナルスペースに入り込みましょう。

パーソナルスペースまで近づいて撮影

ドローンを使った撮影

VR動画の空撮に使えるドローンは高価です。Exo360はパーソナルユースでも手が届きそうですが、クラウドファウンディングで発売前です。弊社では空撮をやっていないので、詳しくは他社にお問い合わせください。

Exo360

Dolly360という地上を走って360°撮影できるドローンもあります。こちらも、少々高価なので、ラジコンと冶具で自作してもいいと思います。

Dolly360地上を走るドローンを使うことで、超ローアングルにも対応でき、支柱を長く取れるので、下面も広い面積を撮影できるメリットがあります。
ただ、ドローンは階段の上り下りができず、荒れた地面も苦手。そこは人間の方が高性能ですw

 ナレーションを収録する場合はマイクを用意する

周囲の雑音が大きい場合、ナビゲーターの声がかき消されることがあります。マイクで別撮りした音声をミキシングして、声がしっかり聞こえるようにしましょう。

まとめ

これまで、撮って繋ぐ(スティッチする)ことが難しく、敷居が高かった360°VR動画ですが、最近の360°カメラはソフトとセットで販売されており、誰でも買ったその日から撮影・編集することができます。
VRを見る環境もどんどん整ってきており、スマホでVRを楽しめるアタッチメントも、数多く発売されています。

これからはVR動画をどのように活用するか、面白くするかが重要です。
VR動画を作る方には、ぜひとも面白いコンテンツをたくさん作っていただければと思います。

来年くらいには泣けるVR動画を見て、HMDを濡らす体験ができるかな。

弊社でもVR動画撮影・編集とオーサリングを行っていますので、よろしければお問い合わせください。